ローカル局への肌合い

歳晩のライブミニ局CM中

ガラス越しに見えるローカルFMのスタジオ。

奈良町商店街のど真ん中にあるライブスタジオの前にいる。
デスクにはアナウンサーとおぼしき女性がいるが、生放送中ではなく録音したお知らせや地元企業のコマーシャルなどが外部スピーカーから流しているようだ。
通りから珍しそうにのぞいている私などまるで眼中になどない風に、ちょっと垢抜けた女性は次の放送の原稿であろうかそのチェックに余念がない。

歳晩の雰囲気がいくらか不足している商店街にあって、ここだけスピーカーが鳴って慌ただしいテンポを誘っているが、誰も興味引かれるふうでもなくただ素通りして行く。まるでこの分厚いガラスは巷との距離を隔てる結界でもあるようだ。

自宅最寄駅前のロータリ地下広場にも地元FMスタジオがあるが、ガラス張りで広場からよく見える場所にもかかわらず立ち止まって見ている人を見かけない。
地元局に対する肌合いというか、愛着の度合いが測れるような気がした。
全国どこのローカル局でもこんな風なのか。そうだとすればちょっと寂しいなと思う。

“ローカル局への肌合い” への2件の返信

  1. 昔CBC(中部日本放送)のスタジオが広小路通りに面してガラス越しにありました。今はどうかな?

    ご近所のクリスマスイルミネーションに触発されて小さなイルミネーション(100球)を買ってきました。
    玄関脇の寒そうな坊主の栴檀の木(オウチ)に飾ってみようかなと思っています。
    どんな雰囲気になるのか明日がちょっぴり楽しみです。

    1. 誰を迎えるイルミでしょうか。
      お孫さんが喜びそうです。
      街の中のイルミは似合いそうですね。当地のような人通りもまばらな町ではかえって寂しさを誘うかもしれません。

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