覗きたい衝動

春の水湛へ古刹の隠れ井戸
隠れ井の意表ついたる春の水
思はざる古井の底の春の水
隠れ井の桁のあえかに春の水

伏せてあるものは覗きたくなるもの。

元興寺裏手に回ると小さな井戸があって、竹に似せた蓋が載っている。
何にでも好奇心が強い吟行子が開けてみると。。。

涸れ井戸と思いきや、実はりっぱな現役とも思われる水量。
その面には明るい空が映って、水も柔らかそうだった。

“覗きたい衝動” への2件の返信

  1. 夏冷たく冬は暖かいのが井戸水、便利でしたよね。先日のウチの句会でも井戸水談義で盛り上がりました。どこの家庭も台所の土間やら坪庭に井戸がありました。

    1. 環境が変わると、水質とか水位とかに影響が出たり、水道の発達で井戸水の利用も珍しくなりました。
      名水で豆腐など作ってるところなどは、いまだに大事にされてる例もあるようですが。

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