しぶきあげ自転車白雨を走りけり
今朝のトレーニングは午後から雨との予報で油断していた。
久しぶりに上りは快調なペースで戻り道もご機嫌だったのに、ぽつぽつときたなと思うまもなく本降りになってしまった。
見渡しても雨宿りできそうなところもなさそうで、ここはタイヤからしぶきを舞い上げたまま突っ込むしかなかった。愛車よ、許せ。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
しぶきあげ自転車白雨を走りけり
今朝のトレーニングは午後から雨との予報で油断していた。
久しぶりに上りは快調なペースで戻り道もご機嫌だったのに、ぽつぽつときたなと思うまもなく本降りになってしまった。
見渡しても雨宿りできそうなところもなさそうで、ここはタイヤからしぶきを舞い上げたまま突っ込むしかなかった。愛車よ、許せ。
冷汁を所望の昼や草むしり
何がいいと聞かれたから「冷汁」と答えた。
なければ「冷やし素麺」かな、やっぱり、今の季節は。
山椒の実だけ残りて夏の蝶
鉢植えにして3年目の山椒が、今年は背丈も50センチ以上まで伸び、おおいに新芽の恵みを楽しませてもらった。
ところが、山椒とか柚などの柑橘類は蝶の幼虫にとっては大好物なのだ。
だから、蝶が飛び始める時期、最初のうちは産みつけられた卵を見つけては丹念に駆除をしていた。
ところが、うっかりしているうちに、おびただしい数の卵が産みつけられたとみえ、それらが一斉に孵化して幼虫になっているのを発見。
こうなると、つぶすには可哀想だし、なにより捕まえたときのあの甘酸っぱい匂いに閉口してなせるがままに放置することにしたのだが、当然ながら全てが羽化する頃には無惨にも鉢は枝だけを残した丸坊主に。
いよいよ枯れてしまうのかと半ば諦めていたのだが、数日後山椒は丸裸となった枝の先から再び元気な新芽を伸ばしているではないか。
わが影に翅を休める夏の蝶
今朝いつものように、愛車ケルビムで喘ぎ喘ぎ戦車道路経由小山内裏公園尾根コースを走った。
終点で休憩していたところ、全体に茶褐色で裏に星がふたつある珍しい蝶が、突然手にしていた地図の上に停まったので驚いた。
蝶は、そのあとも、まるで私の休憩につきあうかのように、傍で翅をゆっくりと上下させているのだった。
夏祭り子供御輿の触れ歩き
笛や太鼓の音が近づいてきたので窓から眺めていると、子供御輿のお通りだった。
造成後40年のサラリーマン主体の住宅街では高齢化が顕著。一人暮らし老人世帯が実に多い。
おまけに坂の街ときているから、御輿を担うのはわずかな孫たち世代になってしまうというのはむべなるかな。
雷鳴や猫も耳栓欲しげなり
今日も猫ネタで。
黒猫のホダカは大きな声や音が苦手である。
夕方、雷さんが一声とどろくと、いつものように何処かに雲隠れしてしまった。
夏茣蓙に昼寝の猫のしどけなし
エネルギーをもてあましている若猫たちでさえ暑いとみえ、手は万歳、足は全開状態でながながと伸びている。今風夏茣蓙、冷却マットでの昼寝は気持ちよさそう。