秋冷の朝やポタージュ掬いをり
昼はおじや、夜はおでん。
今日はいきなり冬のメニューだと言って家族で大笑い。これからは昼はうどん、ラーメンなど熱いものが増えてくるのだろう。
歳とともに確実に料理の腕を上げている妻。子供にも好評で何よりだ。
今晩の里芋と挽肉の団子のネタは絶品だった。

めざせ5000句。1年365句として15年。。。
秋冷の朝やポタージュ掬いをり
昼はおじや、夜はおでん。
今日はいきなり冬のメニューだと言って家族で大笑い。これからは昼はうどん、ラーメンなど熱いものが増えてくるのだろう。
歳とともに確実に料理の腕を上げている妻。子供にも好評で何よりだ。
今晩の里芋と挽肉の団子のネタは絶品だった。
秋夕や日当たり浮かぶ上人像
薬師寺東院堂は西向きの建物だ。
だから、秋の夕日は堂の奥まで深く射し込む。この東院堂は国宝聖観音像で有名だが、脇におわす上人像(名前は忘れた)のところが床に反射する秋の日も加えて、そこだけスポットライトが当たっているかのように明るい。影になったままの黒光りした観音さまとは対照的で実に面白い対比を見せてくれる時間だった。
花暦とて撫子の花壇かな
今日は馬見丘陵まで。
距離にして7.7キロ。近すぎる。
そこで帰りは遠回りして飛鳥川沿いの道をたどることにした。この道は飛鳥へ続く道で、足がもう少し馴れたら何度も通ることになるだろうと思う。
ところで、馬見丘陵公園は行くたびに季節季節のいろいろな花が楽しめるのでなかなか魅力的なのだが、さすがに今は端境期なのか季節外れのシモツケのほかコスモス、それに花壇の小さな撫子の植え込みが目立つ程度だった。
特産の柿も並べて直売所
斑鳩町というのは法隆寺さんを除けば農業が主体である。
特に夏からは梨、つづいて葡萄、法輪寺周辺では夏の終わり頃から無花果などの果物作りが盛んである。随所に農園直営の販売所があり、そばを通り過ぎるたびに季節の移ろいを感じることができる。
昨日はジャムにしてもらうつもりで無花果を探したが、ピークは過ぎて大きなものの季節は過ぎたという。そのかわりに、笊いっぱいの柿がずらっと並んでいた。
百舌鳥の声午後の時間の止まりけり
だんだん秋に染まってゆく。
1週間ほど前から百舌鳥の引っ張った声が聞こえるようになった。当たっているかどうか分からぬが、日射しがあって風もあまりない日によく鳴くのではないだろうか。やや汗ばむような午後、百舌鳥の声におもわず足が止まった。そのとき、もうすっかり秋なのだとしみじみ思うのだった。