気持ちの問題

駐車場蔭より埋まる残暑かな

大きな病院の駐車場。次から次へと入庫して8時ですでに三分の一ほどが埋まってる。

よく見ると、木陰ができるサイドから順に埋まっていくようだ。
むろん日が高く昇れば、木陰などすぐに移ろってしまうのは明白なのだが、人間の心理というのは面白い。

風のない朝

外来の受付の列秋に入る

仕事先の大きい病院に着くと、窓口風景は母親が入院していた病院に似ていて妙な錯覚を覚えた。

すきっと晴れた朝、次から次へと到着するバスから吐き出される人が、めいめいの科目別の受付に並ぶ。
介助が必要なひと、付き添いのひと、若い人もけっこういる。
待合室で時間待ちするあいだいくつかの句を詠んでみた。

旧知

蒲の穂や近況交わすテーブルかな

仕事先に向かう前に、かつてのマイフィールドの「池」公園に顔を出しました。
旧知の人たちがいて、半年振りの近況報告。

池の中洲にはすっきりと蒲の黒い穂が伸びていました。

ラーメンは関東に限る

駅前の交通規制や夏祭り

9ヶ月ぶりに前住所に来ている。

真っ先にお気に入りのラーメン店へ向かったが、途中駅前は大変なひとだかり。
浴衣の人も大勢いて一目で今日は町内の夏祭りだと分かった。
8月の第一日曜日は恒例の夏祭りがあるのだった。

侮れない

日覆の風にほころぶ日差しかな

ぱたぱたと風にはためいて日覆いの役を果たせない。

段々と日差しが傾いてきて朝夕は部屋に差し込むようになってきた。
少しでも遮ろうと覆いをするのだが、風が強い日は容赦なく降り注いでくる。
これから9月にかけての朝夕の日差しは真夏よりもよほど強敵なのだ。

アウトドアにて

今日もまた隣家の庭はバーベキュー

お隣の若いファミリーはバーベキューが好きなようである。

昼間の熱がまだ残る庭に水を撒いていると、肉が焼ける香ばしい匂いが漂ってくる。
子供たちの元気な声は、蚊に攻められながらのBBQだが、それもまた楽しという風情である。

2日目

夜困ると言いつつまた昼寝かな

本人は昼寝すると夜の眠りが浅くなることを心配している。

オリンピック放送をしばらく見ていたら疲れてきたようだ。
エアコンもほどよく効いているので、眠くなってきたらしい。
構わずそのままベッドに横たわってもらった。

介護2日目。
精神的にも肉体的にも比較的安定しており、家人を安心させている。