荒鋤の田の黒々と初燕
聞いた声がするので空を仰いだ。
やはり、燕だった。二羽。
整えられた田の上高く大きく弧を描きながら、久しぶりに戻ってきた故郷の空気を確かめるようにかすめてゆく。
ここが気に入ればあと二月もすれば二世が飛びたつことになる。
なにしろ巣をかける材料となる泥はいくらでもある。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
荒鋤の田の黒々と初燕
聞いた声がするので空を仰いだ。
やはり、燕だった。二羽。
整えられた田の上高く大きく弧を描きながら、久しぶりに戻ってきた故郷の空気を確かめるようにかすめてゆく。
ここが気に入ればあと二月もすれば二世が飛びたつことになる。
なにしろ巣をかける材料となる泥はいくらでもある。
彼岸明けの今日は好天に恵まれ墓参り。
実家は見事更地に整地されていた。
更地なる実家の跡に佇みて家無き我の喪失極まり
この先より過去の方が断然長い。引きずられるのは人情というものですね。