葭切や権座通ひの水脈引いて
いつものZOOM句会の日。
毎回二つの兼題が出されるのだが、「葭切」という題は一句も作らなかった。というのも二つ目の「オリーブの花」に無謀にも全十句出句したからである。
オリーブの花を庭のシンボルツリーにされているお家もあるが、やはりオリーブと言えば瀬戸内、それも二十四の瞳の小豆島のイメージから離れることができない。この染みついたイメージからなんとか逃れるべく悪戦苦闘したというわけである。
結果、可もなく不可もなし。満足できる句は授からなかった。
口汚しのつもりはないが、葭切の習作である。
♪泣くな葭切♪ で始まる親子舟歌しか知らない私は最初は鳥の名前だということも知らなかったのです。
もちろん見たこともなければどんな鳴き声かも知りません。
歌からはが悲しいイメージが付きまといますが・・・
コメントしてからなんかおかしい?
もう一度句をよく読んでみても?
権左?葭切?鳥ではない?水脈?
???ばかりです、詳しく教えてくださいな。
これはひょっとして鳥とは関係なく葭に関した事?
「葭切」。これは葦原に住む鳥。足の茎に上手に巣作りして鷹などの天敵に備えています。郭公などに託卵されることでも知られています。また、別名「行々子」とも言い、おそらく賑やかな「ぎゃあぎゃあ」鳴く声が関係していると思われます。
「権座」。これは近江八幡市で琵琶湖の水上の田圃を共同で管理している組合みたいなものです。地酒の酒米づくりをしているとか。
「水脈」。権座の島へ通う船の航跡を水脈と表現しました。
ひけらかすような句で申し訳ありません。
ありがとうございます。
やはり葭切は鳥なのですね。
葦と葭は多分同じなのでひょっとして田園と葭が関係しているのかな~と。
水上の田園って?調べてみましたが珍しい風景で写真はとてもきれいでした。
水郷の街、近江八幡の島にある田んぼの事で田舟が出るようですね。
葭切や権座通ひの水脈引いて
skyblueさんのコメントに、「親子舟歌」と言うのが。どんなんか検索してみると、田端義夫と白鳥みずえの声が! ♪ぎっちらこ・ぎっちらこ♪ 覚えています、この歌! 権座通いも???。確か「権座」ってのは江州のお酒にあった筈(親父が江州出身です)。これも調べてみると、湖の上にある田んぼの事、と。そうか、水郷の近江八幡あたりのイメージなんですね。面白いですねぇ。
舟は櫓まかせ櫓は親まかせ〜♪
ギターを高く抱えて田端義夫独特のスタイル、懐かしいですねえ。
歌詞に葭切が出てきて、一キロ、三キロと流れて♪と唄ってますから琵琶湖が似合います。