青梅の落ちてもぎ採るるかさもなし
いくつか実をつけていたのでもしやと期待していた。
ところがここのところの雨が多いせいか、あるいは風が強かったか、足もとに来てみればまだ固い実のままでずいぶん転がっている。
一キロくらい採れれば今年も梅シロップを楽しめるかと期待していたのだが、期待のままで終わりそうである。一キロ程度なら買ってくればいいものだが、買うとなるとやはり最低二キロくらいは欲しい。自前だからこそ貴重だと思えて一キロで我慢できるのであって、買ってまで時間をかけてシロップを作るとなるとやはり物足りないのである。
昨年仕込んだシロップがそろそろ飲み頃を迎えてきた。梅雨どきのじめじめとした鬱陶しい時期、汗もなかなか引かない風呂上がりなどにコップ一杯の梅ジュースはすかっとするものだ。自宅では呑めない口なので梅ジュースは蒸し暑い夜の清涼剤となる。