老の手を引いて迂回路冬紅葉
談山神社の紅葉はもう終いに近いらしい。
先日行ったときもやや遅かったかなと思ったくらいだから、昨日今日の雨でずいぶん葉を落としたことだろう。
談山神社の正面は見事なくらい一本の急な石段で登り切ったところが本殿、拝殿の脇となっている。
膝が悪かったりして、この石段を一気に登るのが辛い向きにはなだらかな坂を行く迂回路にまわったり、階段の途中で横道にそれて蹴鞠の広場や十三重塔、鎌足の津まである鏡女王を祀った摂社(恋神社)などを楽しみながら行くのもよい。
境内のどこを歩こうが紅葉が素晴らしく、三大山城の一つとされる高取城のも有名だが、県内ではそれを上回り一番の名所だろう。
それにしても雨が続くので外で詠む機会がない。しばらくは回復しないというので机上の作句が増えるのも止むを得ない。