毘沙門天さんの総本山

加持祈祷唱える経や金木犀

朝護孫子寺、信貴山に登った。

普通に登れば自宅から1時間くらい。それを休み休み登ったので1時間半のハイキング。
広大なエリアに宿坊他、堂宇が点在し、それらすべてを巡るのは大変なので本堂を中心にいくつかの仏様に手を合わせてきた。

毘沙門天さんが有名で武将から厚い信仰を受けたことでも知られるが、現世御利益を求めて講を組んでお詣りするなど昔から庶民にも人気の山で、参道の両脇をおびただしい献灯碑がずらっと並ぶ。本堂、千手堂では一族なのか講なのかよく分からぬが20人ほどの集団に対して祈祷が行われていた。

追)霊宝館では国宝「信貴山縁起絵巻」のコピーが常時展示されていて、なかなか興味深いものが。さらに、信玄が信貴山毘沙門天さんに祈願した起請文もあったりして、自らを毘沙門天さんの生まれ変わりと称した謙信に手を合わせたのかと思うと可笑しくなりました。武運長久を黄金五両をそえて祈願したものですが、時価にするといくらなのか定かではありませんが、一族存続に五両ではいかにも少なすぎたのではないか、歴史を知る後生の人間だからそんなことも言えるのではないでしょうか。

熱いもの

秋冷の朝やポタージュ掬いをり

昼はおじや、夜はおでん。

今日はいきなり冬のメニューだと言って家族で大笑い。これからは昼はうどん、ラーメンなど熱いものが増えてくるのだろう。
歳とともに確実に料理の腕を上げている妻。子供にも好評で何よりだ。

今晩の里芋と挽肉の団子のネタは絶品だった。

信貴山道

ハイキングコースここから吾亦紅

自宅前の道路をゆけば信貴山道になる。

今日は朝から天気がすぐれなかったが3時頃になって予報通り晴れてきたので、登りの足を鍛えようと住宅地のてっぺんまで登ってみた。もしかすると奈良盆地がはっきり見えるかもしれないと期待したが、もやがかかって写真には撮れそうもない。
せっかく登ってきたのだからと辺りを探してみると、住宅地の一角に「ハイキングコース」の看板が。
信貴山ハイキングコース

信貴山へは2キロちょっとだからというので、半日山道を歩いてみるのも悪くないと思った。

薬師寺東院堂

秋夕や日当たり浮かぶ上人像

薬師寺東院堂は西向きの建物だ。

だから、秋の夕日は堂の奥まで深く射し込む。この東院堂は国宝聖観音像で有名だが、脇におわす上人像(名前は忘れた)のところが床に反射する秋の日も加えて、そこだけスポットライトが当たっているかのように明るい。影になったままの黒光りした観音さまとは対照的で実に面白い対比を見せてくれる時間だった。

花の公園

花暦とて撫子の花壇かな

今日は馬見丘陵まで。

距離にして7.7キロ。近すぎる。
そこで帰りは遠回りして飛鳥川沿いの道をたどることにした。この道は飛鳥へ続く道で、足がもう少し馴れたら何度も通ることになるだろうと思う。

ところで、馬見丘陵公園は行くたびに季節季節のいろいろな花が楽しめるのでなかなか魅力的なのだが、さすがに今は端境期なのか季節外れのシモツケのほかコスモス、それに花壇の小さな撫子の植え込みが目立つ程度だった。

斑鳩の柿

特産の柿も並べて直売所

斑鳩町というのは法隆寺さんを除けば農業が主体である。

特に夏からは梨、つづいて葡萄、法輪寺周辺では夏の終わり頃から無花果などの果物作りが盛んである。随所に農園直営の販売所があり、そばを通り過ぎるたびに季節の移ろいを感じることができる。

昨日はジャムにしてもらうつもりで無花果を探したが、ピークは過ぎて大きなものの季節は過ぎたという。そのかわりに、笊いっぱいの柿がずらっと並んでいた。

撮ってしまう

コスモスを写し留めたき日和かな

リハビリ2日目は矢田の民博公園まで。
法起寺三重の塔とコスモス
途中、法隆寺、法輪寺、法起寺に立ち寄りながらのんびりしたポタリングだが、今日は土曜日ということもあって各所でいろんなイベントが行われていた。運動会、ウオークラリー、などなど。法起寺ではおきまりの撮影ポイント、写生ポイントにはコスモスがいっぱい咲いている。地元の協力をえて休耕田を利用したものらしい。印刷するとか、画像をどう使うかはまったく念頭になくても、人はこういう場では必ずと言ってよいほど携帯などで写真をとるものらしい。
散歩に来た人、観光の人、みんなカメラを構えている。自分もその仲間にはいって何ショットかを。