加持祈祷唱える経や金木犀
朝護孫子寺、信貴山に登った。
普通に登れば自宅から1時間くらい。それを休み休み登ったので1時間半のハイキング。
広大なエリアに宿坊他、堂宇が点在し、それらすべてを巡るのは大変なので本堂を中心にいくつかの仏様に手を合わせてきた。
毘沙門天さんが有名で武将から厚い信仰を受けたことでも知られるが、現世御利益を求めて講を組んでお詣りするなど昔から庶民にも人気の山で、参道の両脇をおびただしい献灯碑がずらっと並ぶ。本堂、千手堂では一族なのか講なのかよく分からぬが20人ほどの集団に対して祈祷が行われていた。
追)霊宝館では国宝「信貴山縁起絵巻」のコピーが常時展示されていて、なかなか興味深いものが。さらに、信玄が信貴山毘沙門天さんに祈願した起請文もあったりして、自らを毘沙門天さんの生まれ変わりと称した謙信に手を合わせたのかと思うと可笑しくなりました。武運長久を黄金五両をそえて祈願したものですが、時価にするといくらなのか定かではありませんが、一族存続に五両ではいかにも少なすぎたのではないか、歴史を知る後生の人間だからそんなことも言えるのではないでしょうか。