台風接近

週末の行事中止や台風禍

自転車仲間と予定していた週末のサイクリングが中止になりそうだ。
距離はたいしたことないものの、アップダウンばかりのコースでどちらかといえばトレーニングの意味合いの方が強く、気合が必要なコースでもある。
いつかはチャレンジする必要があったので残念ではあるが、9月初めの暑さに不安もあったので内心は助かったとも思っている。
順延ならば次週の末になるので、その時はまた気合を入れなおさねばならない。

視界をすっきりと

老眼の進みしめがね秋暑かな

いつも安物のサングラスをかけてるものだから、娘が自転車用サングラスをプレゼントしてくれた。ところが、いざ検眼となって驚いた。
近眼の度合いがほとんど改善し、かわりに乱視が進んでるという。
近眼が改善しているというのは、日常ほとんどメガネをかけないで済んでるからなんとなく実感していたものの、それは実は加齢によるものだと聞いてちょっと複雑なものが。
今日、車専用となった感があるメガネのレンズの方も交換してもらうことにした。

紫の紙風船

紫の風船割れて桔梗かな

桔梗は別名風船花と呼ばれる。
蕾が5枚の花弁を組み合わせたまるで紙風船のような形をしているからだ。
秋の七草のひとつだが、花期は梅雨時から咲くものがある。
現に我が家の桔梗は6月頃に開くので、今まで夏の季語とばかり思っていた。
万葉にある朝顔とは桔梗のことを指すらしい。

秋の花火か

女郎花

庭園のどん詰まりには女郎花

草苑の巡り回廊女郎花

いつもの市内薬師池公園へ。
奥にある万葉植物園に立ち寄ることが多い。
その名のとおり万葉集に詠まれた草花を中心に古来の植物が700種ほど植えられており、季節折々の草花のめぐりがよく分かるからだ。
8月下旬は花のいわゆる端境期で、唯一咲いていたのがこの花で順路の奥の方にあるのを見つけることができた。
すっと伸びた枝から小枝がいくつも分岐し、それぞれに小さな黄色の花のかたまりが泡のように咲く様子は、さかさまにした線香花火のようだ。

次のひと月へ

一句から数へひと月今日の処暑

ブログを立ち上げてから何とか一ヶ月がたった。
まったく句が浮かばない日もあるが、ただブログカレンダーに穴をあけてはいけないという思いだけで埋めた日も多い。
振り返っても恥ずかしいものがあるが、サイトトップのブログカレンダーはこれからも常に怖い存在だ。

颯爽としたプリンス

貴公子のごと背筋一本秋刀魚立つ

秋刀魚が新鮮かどうかは目の具合もそうだが、尻尾を持って立ててみると分かるという。
ピンと一本立ちするのが活きのいいやつ。
網にのせてもあの銀色の魚体がピンと一本に伸びているのはいかにも潔いし、何より塩をふって焼くだけという単純な料理が好ましい。
大根おろし、かぼすとの3点セットは視覚的にも嗅覚的にも秋の序幕に登場する颯爽としたプリンスだともいえるのではないか。
ちなみに、自分はまずはらわたから食うことにしている。