軽く着る

弥生よな朝刊受けの近きこと

朝、郵便受けの朝刊を取り出すのが苦にならなくなった。

つい先日までは急いで郵便受けまで行き背をかがめて朝刊を取り出していたのに、今では取り出してからも庭をぐるっと一巡りする余裕すらあったりして。

厚い上着よ、さようなら。

その場で

公魚の解禁哀し汚染池

ラヂヲで聞いたのだが、赤城山の方の沼でようやく公魚釣りが解禁されたが放射線汚染のため釣り上げた獲物は回収されているという。かわって食膳にのぼるのが北海道産だと。

公魚釣りというのは釣ったものをその場で揚げて食うのが醍醐味。似たものに船の鯊釣りがあるが、あれは船宿が前もって下準備したものを揚げるのであって、数寄という点において比べるべくもない。

釣り人にとっては、タバコ飲みがパイポを吸わされているような気分ではないだろうか。

春はアナログで

春ざれやフィルムカメラを出してみる

今朝の水道は、ひと頃の切れるような冷たさではなくなっている。
春一番も吹かぬというのに春は急にスピードを上げてきた。

こういう時分はデジタルでなく、アナログカメラで春を写し取りたくなってくる。

ティッシュペーパー

我が身にも来たかとうとう花粉症

今日は朝から鼻水がとまらない。
自己診断だが、どうやら花粉症になったらしい。
テレビで10日ほど前から花粉情報が流れていたし、暖かくなった昨日半日も外にいたからね。

ここ数年おかしいなと思うことはあっても、まさか自分が花粉症になるとは思わなかった。
とうとう今年は抗体の閾値に達して発症したということか。

にしても、これはちょっと辛い。
鼻がヒリヒリしてきたよ。

突き破る

筆先が欠伸するごと土筆萌ゆ

今日は探しました。
土筆が顔を出していないかと。

斑鳩方面をさんざん巡ったあげく出会わないのであきらめて帰る途中、竜田川の土手のわずかなスペースにこの子がいたのです。
数日すればさらに仲間も増えるでしょう。

食の安全

より確かなる種袋取り寄せり

蒔くにはまだちょっと寒いが。

娘はインターネットで安全を吟味したうえで種を手配した。

さきがけ

足はこぶ気温にあらず金縷梅

石光寺では猫柳に気を取られていて、そのすぐ隣にある黄色の花は蝋梅だとばかり思っていた。

それにしては色が濃いぞとよくよく見れば、こりゃ明らかに蝋梅ではない。
金縷梅(きんるばい、まんさくの一種)といって、ここのは日本固有種ではないらしい。
まんさくは春の初めに咲くので「まずさく」が訛ったというが。

今日は寒が戻ったようで雪がちらちら飛んでくるし、金縷梅を見るために石光寺に行こうとはとても思えない。