瓜棚の風に吹かれて子蟷螂
薬を使いたくない菜園の頼もしい味方。
縦横無尽に害虫が走り回る野菜にはとても追いつけないとは思うがそ、れでも瓜棚などに顔を見たら「頼むよ」と声をかけてしまう。今年はあまり天道虫も見ないので、すくない援軍として大歓迎である。
大きさは3センチくらい。大人にはまだまだおよばないが、すでにハンターの顔をしている。瓜葉虫をどんどん食ってくれると助かるんだが。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
瓜棚の風に吹かれて子蟷螂
薬を使いたくない菜園の頼もしい味方。
縦横無尽に害虫が走り回る野菜にはとても追いつけないとは思うがそ、れでも瓜棚などに顔を見たら「頼むよ」と声をかけてしまう。今年はあまり天道虫も見ないので、すくない援軍として大歓迎である。
大きさは3センチくらい。大人にはまだまだおよばないが、すでにハンターの顔をしている。瓜葉虫をどんどん食ってくれると助かるんだが。
白南風や大和国原ン中広くしてく
目の前に真っ白な入道雲が立った。
一気に空が開けて、盆地の眩しいこと。
役場の町旗も心なしか明るく見える。
梅雨が明けたのがこの目でもはっきりと分かる一日となった。
初蝉やそれもせはしき大型の
八幡さんの杜の方から聞こえてくる。
何日か前にも聞いたが、そのときはかすかな声。今日ははっきりと、それと分かる声。
今日は大暑だそうである。
これからの朝は急に賑やかになりそうである。
気まぐれの天の運びに曲り胡瓜
ご近所としばし立ち話。
今年は菜園の胡瓜がさっぱりで、まだ三本しか採れてないという。
これも天気不順の影響かと話し合うことしばし。
わが家の胡瓜ははや終末期のようで、かつ曲がり胡瓜ばっかり。
採光不足はほかの植物にも影響出て、病気も見られる。
生業とされている農家は大変に違いない。
候補者名すらすら書きて汗ぬぐふ
いつもなら車で行くところ、散歩を兼ねて徒歩で。
梅雨の晴れ間で久しぶりに日がのぞいた。
少し歩いただけで、汗がじわっとにじみだすが、今日くらいの暑さなら我慢の範囲。
そう言えば、もう7月の20日も過ぎたというのに梅雨明けの兆しはない。
本格的な夏が來たら來たで、その時はその時。
今日は何日ぶりかのエアコンだ。
梅雨荒れの島を気づかふ電話かな
西の島が大雨だという。
たしか、この島は娘の友だちの出身地のはずで、今ごろはきっと現地のご両親を気遣っているに違いない。
今度の台風は歩みが極端におそいそうで、それだけ降雨の時間が続くことが心配される。
これ以上被害が広がらないのを祈るばかりだ。
鉄塔の影移ろへる青田かな
晴れてても、たとえ雨でも、この時期の青田は美しい。
どこまでいっても青い海原が広がるようで、風がくればささやかに揺れるほどの高さにも伸びて。
何やら工事していたが、どうやら高圧線鉄塔の掛け替えのようで、ようやくそれが完成して立派な基礎が田んぼの真ん中にでんと出現した。
コンクリートの塊のような基礎と田んぼと。
田んぼはちょっと狭苦しいような。