地球はまわる

日時計の針短くも春寒し


午後から晴れてきたが風が冷たい日だった。

大和川河川敷の散歩コース南端にある日時計。3時は廻っているのだが針の長さが随分短くなってきている。冬至から春分の中間点に来ているのだから日が高くなって当たり前なのだが、あらためてこういった形で見るとすべては自然の摂理に従っておりその諧調が破綻することはないのだという気がしてくる。

進軍開始

今日の雨春の大地を目覚ましぬ

乾いた大地がしっとり濡れて、熱を帯びているかのようなこの感触。
間違いなく春が動き出した。
土手に生えている雑草たちも生気を取り戻したかのように、しっかりと葉を突きだしている。

これから二ヶ月というのは、日に日に春の色を濃くしてゆく大地を眺めるのが楽しみとなる。
むろん一直線ではなく一進一退を繰り返しながらの行軍なのだが、本格的な春に備えて体の方もしっかり鍛えておきたい。

ふくらみ

寒明けや名も知れぬ木に兆しあり

散歩ルートにある公園に根元から刈られた株がある。
ばっさり刈られているので一体何の木かさえも分からないのだが。

今日かがみ込んで覗いてみると、丸坊主の何本かの幹の間から杉の実に似た芽がぷっくらふくらんでいるのが見えるではないか。
ここ数日春の兆しをみつけようと探し歩いていたのだが、発見のあとは顔をあげて歩いていた。

健脚の人

早春の平城京跡

早春の平城京跡

古都の空高みで名乗る初雲雀

すごい人もいるもんだ。

天気図から今日は風が吹かないサイクリング日和と読んだ。
たしかに風は終日吹かなかったが、朝方の快晴はどこへやら、日中はほとんど曇り空で気温もあまり上がらない。
それでも、富雄川に次ぎ秋篠川に沿って薬師池近くの定番大池を目指す。

大池からの薬師寺。東塔が改修中で素屋根をかけられ大囲いされている。翌6日には100%覆われたというから南側部分をチラ見できただけラッキーかも。

ここで自転車で来られた同年代と思われるFさんと親しくなり雑談したが、なんとFさんははるばる大阪の堺から奈良各地を巡るサイクリストの常連、往復120キロをあの県境の峠をなんなく越えて来られたのだ。特に大池は薬師寺の改修中も毎回必ず来るようにしておられるという。完成が7年後、そのときにも元気に自転車には乗っていたいという希望は私も同様である。
ジャンボな「つぶつぶ大仏あんパン」。半分でもこの大きさだ。

唐招提寺を見て平城京跡に向かっていると進行方向から来るFさんと再開。
あのあと奈良市内の東大寺近くまで行き、お土産に買ってきたというジャンボあんパンをひとつ頂いた。
その名も「つぶつぶ大仏あんパン」。重さ300グラム、ずっしと持ち重りのするあんパンは普通の3~4倍くらいあろうか。妻と二人で半分食べてしまった写真を見れば分かるが、重さの大半はその粒あんにある。
あまりに旨いので全部食べてもよかったのだが、夕食前だったので残りは明日。

ああ、そうそう。暦で春とはいえ、底冷え盆地の奈良はまだまだ遠い。
それなのに、広い平城京跡で雲雀が高らかに鳴いていたのだ。
雲雀といえば麦畑が象徴するように、春とはいっても初夏に近いイメージだったからおったまげてしまうのだった。

追)富雄川でも秋篠川でも大好きなカイツブリ君たちを間近に見ることができましたよ。300ミリくらいの望遠レンズが欲しくなりました(笑)

何しよう

まち情報野外へいざなひ春の立つ

町や県の広報誌2月号が届いた。

生涯学習の一環として4月から始まる年間の予定が記されている。
奈良県ではこの「生涯学習」というキーワードが意外に多いのかもしれない。
地元の歴史やら万葉講義やらもいいが、いろいろ町歩きコースも楽しそうだ。
地域を知るには便乗してしまうのが手っ取り早い方法かもしれないと思った。

言葉が多すぎて俳句にはちと無理っぽい。

福は

処により鬼も内なる追儺かな

今日はいわゆる節分、各地の豆撒き神事がニュースになる。

ニュースによると元興寺では福も鬼も内であるらしい。
当地でも当然各地でイベントがあることは承知していたが、外は何しろ寒い。
年の豆だけで済ませることにした。

実は今日ようやくクルマのナンバープレート交換の日で、手続きをディーラーの方にお任せしたので外出できなかったのである。
帰ってきたクルマを見ると多摩から奈良ナンバーに変わっている。「多摩」という響きには長年慣れ親しんでいたのでちょっと寂しいものがあったけど、これで堂々と県内を走り回れる気がしてきた。

寒波の夜

行き交へるタイヤの響き霜夜かな

日本列島は寒波にすっぽりのようだ。

当地でも昼頃雪がぱらつき、畑などはうっすらと白くなった。
夜になって、濡れた道路を走る車のタイヤ音だけが高く響いてくる。
零下5度という明朝はまた霜柱が立つだろう。