枯芝を踏んでお靴の鳴らざりし
なるべく土の部分を歩く。
アスファルトやコンクリの舗道は突き上げてくるあの感じが好きになれない。
公園を散歩するにもできるだけ横道にそれて土の感触を楽しむ。これは距離を稼ぐ意味でも有効だ。万歩計こそ携帯しないが、通常ルートを行くより10%くらいは多いのではないか。
芝草のうえならさらに足裏に優しく具合がいい。
スキップを踏んでも靴は鳴らないが、地面の微妙な凹凸を感じながらバランスを取っているのがよく分かって、それだけで楽しくなってくるのだ。
昨日は、一年ぶりにトラツグミに遭えた。よく見るツグミとはちがって随分臆病のようである。
今日は、笹鳴きのウグイスが姿をじっくり見せてくれた。
先週末から早い梅がほつほつ笑い出してきたし、寒木瓜もポツポツ。明日からは二月。春はそこまで。