園丁のブロー吹き寄す落葉かな
腐葉土に半ばなりたる落葉かな
落ち葉の季節。
広い公園にはシルバーセンターから派遣された人たちが、落葉をかき寄せている。狭いところは熊手で、広いところはエンジンを回して風をおこし吹き寄せるわけだ。
このあと回収の軽トラが回ってきて、バックヤードに運ばれていき、腐葉土や堆肥のもとになるのだ。
腐葉土は櫟の葉がいい。薄いが量も多くて質のいい腐葉土が期待できる。
川越のサツマイモが有名だが、長い年月をかけて櫟の森から作った腐葉土、堆肥をほどこして水持ち、栄養保ちの悪い関東ローム層の土を改良した土に負うところが大きいと聞く。