子猫

猫の子の顔見せるころ夕月夜

最近野良の子猫ちゃんが家の周りをうろついている。

生後5ヵ月くらいだろうか、生育状態が悪いので実際はもう少し大きいのかもしれない。
春先に亡くなった子の生まれ変わりかもしれないと思うと、つい餌などをやってしまう。こうしてだんだんと別れづらくなりそのうち家の子になってしまう予感が強いのだが。

新月からしばらくの間宵のうちだけ月がある夜を夕月夜という。
今日は旧暦8月3日。三日月夜でもある。

秋の光景

蜻蛉の群れ浮き上がる射し日かな

気ままな雨がやんだら、光が田の上に射し込んできた。

斑鳩の里に広がる田には今蜻蛉が乱舞するほど飛んでいる。

虹の彼方に

屋根間から生え来るごとく秋の虹

これも台風の余波だろうか。いきなりざあっと雨が来たかと思うとすぐに止んで、隣町から大きな虹が立った。

わずか数分だけのショーだったけど、随分大きくて、背が高くて、しかも二重橋だった。そういえば、最近は二重にかかるのを見るのは珍しくなくなったような気がする。7,8年くらい前だったろうか、夕方のハワイで見たときが初めてでそのときは随分感動したものだったが、その後国内でも何度か経験すると特に珍しくもない。

ただ、ただ、今日のは突然の出現にめんくらってしまい、カメラを取り出す手許がもたもたしてしまった。

台風接近か

秋簾窓たたきおり南風

台風の余波だろうか。今日は南寄りの湿った風が強い。

簾を外すにはまだ少し早いのだが、しばらく様子見としよう。

柳腰

玄関の通路ふさげり萩の白

玄関脇に植えた白萩がようやく咲き始めました。咲き始めの萩のしなやかさは何とも好ましいものです。

萩の株立ちというのはある程度はすっと伸びてくれるのですが、1メートルもゆかぬ間に大きく横に広がってしまいます。まるで柳腰のたといの通り優雅でいいのですが、紐でしばるなりしないと場所を独り占めしそうです。雨など降ろうものならさらに重たげに頭を垂れてしまいます。

袖濡らす萩括っても括っても  鎌倉園月

歳時記より拾ってきました。

フルーツの季節

名産地地産地消の葡萄かな

隣の斑鳩町もそうだが、我が町三郷町も葡萄の産地である。

どちらかというと斑鳩町のは大規模ではないし、梨と併行生産しているケースが多く、古くからやっていることもあって固定ファンがついていて自宅の軒先などに並べてあるのを買い求めに来る光景をよく見る。
なかには、まったく流通にのせないで自己ルートですべてさばいてしまう農家もあって、こういうところと仲良くすると収穫予想やら出来映えなどの生の話が聞けて余計身近に感じるものだ。
とりわけ葡萄大好き人間の私としては、新しい品種の話などが出ようものなら身を乗り出して聞いてしまうのだ。

まだまだ緑陰を

糸瓜棚しばし作業の手を休む

随分涼しくなってきましたが、昼間の暑さはまだまだ続きますね。

菜園の入り口に夏の盛りに蒔いた糸瓜が棚を作れるほど成長してきました。
ちょうど良いくらいの緑陰ですが、30センチ近い糸瓜が何本もぶら下がっているのでちょっと腰をかがめねばなりません。