おそまきに耽る古典や明易し
2年かけて源氏物語全巻読破するプロジェクトだという。
7月から始まる俳句仲間sassa君の「源氏物語 道しるべ」の開講準備もいよいよラストステージ。
これにしたがえば、いつのまにかあの長編の最後までを原文で味わっているという、まことにありがたい講義なのだ。昔、古文は苦手だったが、還暦をとっくにすぎての古典挑戦も悪くない。なにしろ時間があるのだから。
まずは最初3ヵ月はウォーミングアップ期間で肩慣らし。やがて源氏物語とも切り離せない万葉集、百人一首なども逍遥しながら進めていくと、より立体的な源氏物語の理解がすすむという段取りになってるらしい。
教科書としてまずはお奨めの「古典セレクション 源氏物語」(小学館)の桐壺~花散里に相当する1~3巻を手に入れた。
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に。。。。
で始まる冒頭部分を声に出して読んでみると、加賀美アナウンサーの名調子が思い出されて名文とは耳にも心地よいものだということがよく分かる。
ただ、注釈を引きながら読むのでどうしてもスピードが伴わないし、本を読み出すとつい夜更かしになってしまう傾向が強いので、うっかりすると夜が明けてしまうということになりかねないので要注意だ。