いくそたび免許書き換へ日脚伸ぶ
運転歴50年以上だから、10回以上は免許更新してきたことになる。
高齢者講習は事前に済ませているので当日の講習は免れるが、それでも行列につく時間の方が相変わらず長くもはや難行である。考えるに一月生まれという人が身近にも多く感じられ、毎年この時期は行列の列も延びるのではなかろうか。
ともあれ、更新されるたびに己の写真が老け顔になってゆくのであるが、試験場を出るときにもまだ明るくて日脚がひと頃よりずいぶん伸びたことを実感するのである。
たしかに、冬至の頃は高見山方面から昇った日の出が、今朝ではすっかり東寄りになって東山中の竜王山のほうにまで動いているのだった。「日短」がわずか二週間程度で入れ替わったことになる。
あと半月もすれば立春。この暖冬ではすでに春隣という趣さえある。