東大寺万灯会

合格を世界平和を盂蘭盆会

東大寺万灯会でお参りしているうちに、大文字焼きは燃え尽きてしまったので見ることはできなかった。

駐車場から東大寺まで歩くだけで15分や20分かかったし、南大門から大仏殿までだって5分以上、これだけ広大な土地なのですっかり予定が狂ってしまった。ただ、さすがに東大寺の行事である。約2,500の灯籠に4人分として一万人、壮大な供養会である。家内安全、合格祈願、世界平和、などなどさまざま人々の祈りが捧げられた。

盆入り

迎え火になるやもしれず門灯す

この家にわずか二月半しか住まなかったので真っ直ぐに帰ってこれないかもしれない。

父母の実家では集落の道々に昔ながらの松明を灯していたのを思い出すが、今回はスーパーでオガラを買い損ねたので、今日はせめて気持ちだけは門灯に託して亡母をお迎えしたい。
15日夜には戦没者慰霊と世界平和をねがってのイベントで50年ほどの歴史しかないが、奈良市高円山で日本一の大きさの大文字が焼かれるそうだ。奈良生まれの母にとっては格好の送り火なのかもしれないので、家族で見に行ってみようと考えている。

流星群

今日しかと虫の声聞く窓辺かな

今日の夕はひさしぶりに涼しい北風が吹いて、昼間の暑さを忘れさせてくれた。ドアを開けた途端熱気に包まれた昨夜とは雲泥の差だ。虫たちもよほど気持ちいいのだろう。お隣の空き地からなんとも涼やかな声が響いてくる。

今晩は10時頃月が沈むので、「何とか流星群」の観察には適しているそうな。奈良の空とて結構明るくてなかなか星月夜とはいかないのだが。

夕焼け

朝まだき遠蜩の愛しさよ

秋の季題なんてどこにあるんだろうか。

いやいやあるもんです。
夕方でもないのに蜩が早朝に鳴いていました。眠りからまだ完全に覚めてないもうろうとした頭の中で「ああ、今年もまた」と思ったのはほんの一瞬。また朝の眠りに。

ところで、今日はすごくきれいな夕焼けが出ていました。ここは西側が信貴山になるので西の空というのはなかなか拝めないのですが、さすがに夕焼けが広がると信貴山の峰と空との境がくっきりと見えるのでした。

内も外も

内も外もともに残暑としかねつる

ひどい暑さだ。

西日にあぶられる2階の部屋の気温計はとうとう36度を指していた。内も外も気温が変わらず、ほぼ体温の空気とはこんなに苦しいものかと思う。高知・四万十市では40度超だったとか。
今日も日がなエアコンの部屋で机に向かっていたので暑さは紛れたものの、部屋の内外へ出入るするたびにため息がでるくらいだった。

さすがに今夜は25度をくだらないだろう。

たぎる

置き水のたぎるにまかせ残暑かな

日向に水の入った器などを置いておこうものなら、たちまち湯が沸いてしまいそうだ。

げんにプラスチック製の如雨露など、空にして置いておくと日に焼けて痛みが早いだろうといつも水を満たしておくのだが、今日水替えしてみると驚いた。見事にお湯だ。これだけ熱くなるとボウフラなどもわかないと思うが、やはり如雨露は涼しい場所におくべきなんだろう。

心電図

診断をおへて木槿の葉陰かな

今日は県立病院に行ってきた。

かかりつけ医の健康診断で、心電図に異常があるから精密検査を受けるように言われたからであるが、行ってみると今日はもう一回心電図を採るだけであとは本検査の予約をとるだけでがっかりした。
検査というのは朝から午後までかかるらしく、また別の日が1日つぶれてしまうのかと心が重くなる。

県立病院だから来院者も多く、例によって長時間待たされるのかと憂鬱だったが意外に早く終わったのはよかった。駐車場では太陽にあぶられた車がエアコンで冷えるまで、木槿の陰で涼をとる。