たかんなの客をモニター映しけり
今年は形がいい。
待ちかねた毎年の筍の到来。糠付きで。
15センチから20センチほどの粒ぞろいを、まずは出刃で頭を切り落とす。孟宗の子だから決して柔ではなく女手では大変だ。
私の仕事はそれで終わり。
さっそく夕飯に筍ご飯をいただいた。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
たかんなの客をモニター映しけり
今年は形がいい。
待ちかねた毎年の筍の到来。糠付きで。
15センチから20センチほどの粒ぞろいを、まずは出刃で頭を切り落とす。孟宗の子だから決して柔ではなく女手では大変だ。
私の仕事はそれで終わり。
さっそく夕飯に筍ご飯をいただいた。
確かむる間なくてとかげ消えにけり
ニホン蜥蜴とニホン金蛇はちがうらしい。
調べて分かったことだが、金蛇の尾は全長の三分の二を占めることですぐに見分けがつきそうである。
また、生態も若干ちがうようで、蜥蜴は石や木材の下に逃げ込むことが多いのに対し、金蛇は茂みに逃げ込み気配をうかがっているような姿を見せるらしい。
また、蜥蜴は樹高2メートルくらいまで登ることがあるらしいが基本は低いところを徘徊する傾向があり、近年のブロックやコンクリート塀が増えると群が分断されて絶滅の危険性があるとも。生態から、金蛇はこうしたリスクから免れられるらしいとも。
以上はwiki先生の情報でした。
今朝は庭で一瞬見かけたのが今年初めての蜥蜴で、瞬間の残像からあれはニホン蜥蜴だったと思われる。
南風の雲遠く吉野の峰にかな
生暖かい南風が吹く一日だった。
今にも降り出しそうに見えて降らない。一日を損した気分だ。
雨の予報もあり、今日の予定をすべてキャンセルしたのが間違いだった。
雨の本番は今夜未明らしいと分かって、もっと早くそう言ってくれればと恨み言ひとつも言いたい。
吉野の方の空を見ると、峰峰に雲が筋を引くように流れ込んでいる。まるで梅雨のようである。
明日よりの日和たのみて胡瓜植う
菜園仲間一同が集まった。
週末ということでサラリーマンファーマーも加わり久しぶりの賑わい。見ればみなさん夏野菜の苗を携えておられる。一様に夏野菜トリオともいうべきナス、胡瓜、トマトである。
ゴールデンウィークより一週間も早いタイミングである。苗屋に「今年は暖かいから苗は早く売り切れる」と言われて買ってきた人もいる。
私の方は順調なトマト苗の定植を連休目途にしているので慌てることはないが、皆さんの満足そうな顔を見ているとこれぞ家庭菜園の醍醐味であると思えてくる。
コメントをいただく渓山さんは夏野菜のベッド準備完了したとのことだが、当方本日、西瓜、トマトの畝の準備がようやく整った段階にすぎない。まあ、のんびりいくとしましょう。
因みに、「胡瓜苗」「胡瓜植う」は夏の季語。茄子も同様である。
学校へ兄のあと追ひ花は葉に
腕白もいつの間にか小学校へ上がる齢になっていた。
四つ上の兄は親に面倒見るように言われたものの、いたずらっ子で気が強い弟をもてあまし気味でしぶしぶ通学を先導しているようだ。
ふたりとも学童保育学級で帰宅は5時頃。
やがて学校にも慣れてきたらもう兄の言うことなど聞かなくなるのは目に見えているし、二人だけの時間をどう折り合いをつけていくのか、気にかかるところであるが、お隣の家庭のことであり離れて見ているしかない。
兄弟は時間の経過とともに成長するであろうし、どんな少年に育っていくのか。6年間はあっという間に過ぎてゆくだろう。
平群谷の山には遠目にも桜の名残が認められるが、雨で増水した竜田川沿いの桜はすっかり葉桜となっている。
軽暖や極暖てふを着しはいつ
薄暑であった。
身体がまだ冬モードなので今日も長袖に始まったが、さすがに畑作業は暑い。と言ってすぐに半袖にする勇気もなく。
しばらくは最低気温10度以上、最高20度以上の日が続くというので数字の上からみればTシャツに換えてもいいはずだが、身体というものは微妙なものでいきなりやってきた夏にまだ準備できてないらしい。このように季節の変化に即応できないというのはやはり年をくってきたのだ。暑いのを暑いと感じなくなったらかなり危険だ。その危険ゾーンに向かってちょっとずつ向かっているにちがいない。
意識があるうちはせっせと水分補給を心がけよう。
夏負けて始動合図のよいしょかな
せっかく雨の心配がなくなったのに身体が動こうとしない。
一番はこの湿度であろう。長雨の低温になれた身体には高温に加えてこの湿度はきつい。
夏野菜の仕舞やらやらねばならぬ畑仕事は山ほどあるのに、様子見するほかない。
とりあえず、白菜やらキャベツなどの種をまくだけで今日の仕事は終わりである。