ふるまちの路地をせましと袋角
観光客が増えるのは喜ばしいが、鹿にとってはは少々迷惑なことも。
奈良に来る外人観光客のある部分のひとたちは鹿が目当てであるようだ。煎餅をおねだりして首を振るのが可愛いと、鹿をじらせたあげく怒らせて怪我をするという話が多い。
ちょっとしたことにも臆病な鹿たちは、ときに町に集団で逃げてくることもある。
狭い路地を鹿たちの群れが走るさまを想像してほしい。あれでは、出会い頭の事故などがあとを絶たないわけだ。年に百頭ほどが事故死ないし大けがを負っている。
スピード規制らしきものがないのもおおらかな一面、奈良公園周辺の渋滞なども鑑み時速20キロ、ないし徐行を義務づけしたらどうだろうか。そのために渋滞がさらにひどくなるのなら、パークアンドライドなどを本格的に検討する時期に來ているのかもしれない。京都の二の舞にならぬためにも。