甘い夢

今日よりは菜園オーナー夏に入る

猫の額ほどの菜園を年間契約で借りた。

法隆寺の裏手にある里山地区の元田んぼを畑に転用したもので、道具から藁や支柱などの機材、堆肥まで現地で用意してくれるので、身体一つ現地へ持っていけばいいという実に気軽な方式が気に入ったのである。
これなら、長靴などを現地に置いておけば、自転車でも通えるので適度な運動にもなりそうだ。

欲張って数(品種)多く作ると忙しくなるので数を抑える、植えたらあとはほとんど手がかからないものにする、自分が食べたいもの、を原則に西瓜、まくわ、トウモロコシだけの畝立てとした。

これからますます暑くなる時期、果たしてうまく収穫までたどりつけるやら。

直立

お堂より法話聞こゆる萩若葉

本長谷寺のあたりだったと思う。
五株の白萩がもう50センチくらいにまで伸びていた。

たしか有名な人物の寄進だったと思うが、それが誰だったかは忘れてしまった。今度長谷寺に行ったときに確認しなければ。
何本かの柔らかそうな株がすっくと真っ直ぐに伸びた姿はとても若々しく思える。秋には人の背丈くらいに伸びてしなやかな白萩を見せてくれるのだろう。

陽と陰

雨雫のせた牡丹の重げなり

相変わらず天気がぱっとしません。

牡丹で有名な長谷寺へ、朝の早めに行ったのが大正解でした。
参道がせまく混雑するので交通規制が敷かれるのですが、その直前に滑り込みセーフで無事門前近くの駐車場に止めることができました。

登廊の両端は見事な牡丹園です。

また399の石段を登って本堂にあがりました。礼拝堂回廊から五重塔が見えます。

新緑が雨の中でしっとりしています。

この時期牡丹だけが有名ですが、これも忘れてはいけません。石楠花が斜面の木陰でひっそり咲いていました。近くに室生寺があるので遠慮して宣伝しないのでしょうが、なかなかどうして控えめながら山の一部となっています。
牡丹を陽とすれば、さしずめこの石楠花は陰といっていいでしょう。
表紙はその石楠花です。

目立たない交代

人知らず里の脱皮を竹の秋

当地は朝から雨が降ったり止んだり。
ほとんど雨の上がった午後、飛鳥~談山神社をドライブした。

生憎の空模様とはいえ、やはりあのあたりの緑の濃淡は深い。
石舞台付近では大きな桐の木があったりして目を楽しませてくれたが、濃い、淡いの緑の中に竹林の黄葉が際だっている。すでに筍も成長し、新しい葉に交代するのだ。
こうして、この里に新しい命が吹き込まれる。

追)竹の新芽

行く末

メーデーの昭和も遠くなりにけり

今日は5月1日。メーデーである。

テレビのニュースを見ていて思ったのだが、メーデーを取り上げなくなってどのくらい経つだろうか。

まるでメーデーが忘れ去られたような背景には、バブルがはじけて以降労働者間の連携というものが著しくとりにくくなったことが挙げられる。
たとえば、労働者が正規労働者と非正規労働者に分かれたことが、もともと低迷していた組織化率を加速度的に低下させるとともに、賃金や労働諸条件に格差が生じ、さらに正規労働者であっても将来を約束された指定席ではなく、ある場合は正規労働者同士で仕事の奪い合いする形であったりするなど、連携どころかあちらこちらで寸断させられてしまっている。
このような状態では組織としての力を到底発揮しようがない。
かくて労働組合の魅力は色あせ、ますます組合離れが進行してゆく。

かつてメーデーはお祭り的行事として多くの人々が参加した。今はそういうゆとりさえ職場から消え失せたのだろう。

宿根草なのだが

今年また根づかぬと知り勿忘草

この時期ホームセンターの園芸コーナーが活気づいている。

手に手に野菜や花のポット苗を手にしたり、プランターや肥料などをバスケットに入れてレジに並ぶ人の列。
例年勿忘草の鉢を買っては庭におろすのであるが、多年生なのに暑さに弱いせいか年を越すことができないでいる。
今年もまたホームセンターであの楚々とした花を見ると一鉢と買ってしまいそうだ。

追)今日から表紙絵を伝飛鳥板葺宮跡からみた甘樫の丘のものに変えました。右手頂上の樹木が途切れている部分が展望台です。360度のパノラマが素晴らしい。

時を逸する

二上に立つべき春のはや暮れぬ

二上山は500m足らずだから低山である。

奈良には古くからの歴史に関係する山が多く、そしてこれが大事なのだがさして高くないので山歩き、と言ってもハイキングレベルだが、に挑戦しようと最近思うようになった。
実のところ、若い頃に奥多摩とか蓑毛あたりのハイキングで音を上げたので今まで山というのは苦手意識が優っていたのだが、こんな身近に日帰りハイキングコースがいくつもあると背中を押してくれるような気がする。

登るなら最初は二上山と決めていたのだが、ずるずると今日まで。
すでに30度超えの日もあり一気に夏が来そうだというのに、ハイキング入門に最適な4月はもう終わろうとしている。