買い初め

福袋開けて一喜し一憂す

買い物は楽しいものである。

まして初売りとなれば、福袋もお神籤を引く感覚で楽しむことができる。
一袋1万円くらいまでなら罪がないレベルでいいのではないか。外れてもあきらめもつくというものだ。かくいう小生、例年かなりの格安という高額福袋を手に入れる準備をしていたのだが、今年は換算お得率35%という触れ込みなのでパスすることにした。50%以上なら食指が動いたんだけど。。。

Uターンラッシュ

顔見せに来た子ら帰る二日かな

あっという間の正月休みが終わり娘夫婦が帰路についた。

かつて自分が帰省に往復した道を娘たちがたどっているのであるが、道路事情が改善されたとはいえUターンラッシュの渋滞は変わらないだろうから果たして何時にたどり着けるやら。
そんなことを気にかけながらの正月二日である。

帰省子に 土産もたせる 二日かな

妻が子供たちに用意した好物を持たせるのも恒例となった。

黒豆

人の世は春の節目や巳年明く

一日中穏やかな元日だった。

2階の部屋から三輪山のあたりに上る初日の出に手を合わせる。誰も酒が飲めないので、淹れたてのコーヒーがお屠蘇代わり。去年採れた丹波黒豆が意外に柔らかくうまい。もう泥にまみえる必要もない歳になったが、やはり怠惰を戒めたい。

雲の柱

ジオラマに時雨過ぎゆく平群かな

大和高原から天理に下る峠からみる大和盆地はまるでジオラマの箱庭のようだ。

今日は生駒から平群にかけて黒い雲の柱がおりており、そこに時雨が通り過ぎているのがはっきり見えるのだった。

あと1日

一年の無病に感謝小晦日

小晦日(こつごもり)の今日は朝から雨。

窓ふきも昨日中に終わらせているし、あらかた年末にやるべきこともないのでのんびり過ごしている。
愛猫、母の死などいろいろあった年だが、なんとか健康で年を越せそうだ。
感謝。

ラッシュ

帰省子を待つ親の数歳の晩

今日明日は帰省ラッシュピークだという。

列島各地は今、子や孫の無事を祈りながらその到着を首を長くして待つ親だらけだ。
かくいう小生も長く住んだ土地を離れたので帰省子を待つ身となった。さらに、かつて帰省を待ってくれた親も他界し、待たせる身から待つ身へと変わったという実感は強い。
明日無事に着いてくれるといいと願う。

羽毛

アンテナの雀もほっこり日向ぼこ

TVアンテナに雀が10羽くらい止まっている。

そのどれもが、羽毛に空気をいっぱいためこんだ休憩モード、というより日向ぼっこモードだ。都会では随分減ったといわれる雀も当地では比較的よく見られし、我が家の庭にも必ず降りてきてなにがしかをつまんでは飛び立ってゆくのが朝の日課ともなっている。