洋ランセンター

室咲を一鉢飾る記念日かな

洋蘭ゴールデンドラゴン

散歩コースの途中で洋蘭センターの看板を見つけた。

「こんなところに洋蘭センターがあったかな」なんて思いながら、案内にしたがって進むとやがて大きな温室が見えてきた。今までついぞ気がつかなかったので嬉しくてすぐに中を見せてもらった。
あるは、あるは。大好きなありとあらゆる種類の洋蘭があるではないか。今は胡蝶蘭の出荷がピークのようだが、私の狙いはカトレアの仲間。それも黄色い花の系統が好きなのだ。今月下旬はいろいろ記念日が多いので、今月中に開花しそうなものを選んで持ち帰った。

栃餅食べたい

寒餅の便り久しく絶へにけり

毎年届いていた寒餅と干し芋がもう随分前に絶えて久しい。

一族が高齢化して跡を継いだ世代も田舎を離れてしまうと、自家製の餅を搗いたり、時間をかけて干し芋をつくる人たちも居なくなってしまったということだ。田舎独特の栃餅の味が忘れられないが、もう食べられないとなると無性にさびしくなる。
今の我が家は電気式の餅搗き器のお世話になっている。

訓練飛行?

迷彩を施したヘリ寒の空

自衛隊機だと思うが、何度も5〜6機のヘリ編隊が上空を弧を描きながら飛んでいく。

双眼鏡で見上げてみると機体には迷彩模様が施してある。奈良市には自衛隊航空学校があるのでその訓練飛行かもしれない。
最近は思わぬ野鳥との遭遇のために双眼鏡を持ち出すことが多い。百舌、ジョウビタキ、ツグミ、アオジ。。。いつもの常連に加えて今日はどうやら「イソヒヨドリ」という珍しいのに出会った。頭から首にかけてが灰色でその下は赤褐色という珍しいツートーン配色で、一見して他の鳥とは区分しやすい。帰ってからいろいろ検索した結果ようやく「イソヒヨドリ」らしいことが分かったのだが。

正月の胃袋

茶粥には七草粥も勝てぬなり

今日は珍しく家人と連れだって散歩に出た。

正月のあいだ不足した青物を求めに途中スーパーに立ち寄ったのだが、七種粥パックを横目に少々疲れた胃のために今日の夕食は茶がゆと決まった。熊野育ちの両親に生まれた者は毎日茶粥でも飽きがこないのである。

背筋伸ばして

我が歩調出初のマーチに合せをり

今日は我が町の出初め式らしい。

いつものように大和川を歩いていると、対岸の運動公園から勇ましい君が代行進曲が聞こえてくる。出初め式のフィナーレを飾る消防団の行進と思われるが、リズムを合わせてみると意外に歩きやすくて自然に背筋も伸びるから不思議だ。マーチなんだから当然と言えば当然なんだけど。

代理戦争

まぐろ喰ふ民族の意地初の市

一匹1億5千万円超だと。

食文化本家の意地でずいぶん高値で競り落としたものだが、こんなことを毎年繰り返してどうなるのだ。
マスコミはネタを求めて面白おかしく報道するだろうが、竹島や尖閣諸島問題などでコケにされて鬱憤がたまった人にとっては溜飲がさがるだろうな。
最初は小さなことかもしれないが、積もってゆくと大きくなりかねない。ナショナリズムを刺激しなければいいのだがと懸念するのは杞憂だろうか。

目を引く色

竜の玉

我が理想控えめながら竜の玉

竜の玉

この碧はどうだ。

自然界でもこういう色があるんだね。大きさはえんどう豆ほど。下草によく使われる玉竜の根元から顔を出していた。「竜の玉」というのは竜が短めの両手で抱いている例の玉にみたてて言うのだろうが、見方によっては竜の眼球とも見えなくもない。