食欲あり

下げ止まりせず夏痩と思へども

このところ体重が下げ止まらない。

いつものサイズの作業ズボンを買ったところ、がばがば状態。ウェストが80センチを大きく切ったようである。
喪服はじめもっている洋服はどれも86センチ。それからするとこの数年で8センチは減ったようである。
コロナ禍のはじめ頃体重63キロくらいだったのが、いまでは5キロもマイナスして高校のころの体重に戻った。
食べる量は若いときに比べ少なくはなっているが、目立って食欲がないわけではない。
一週間で1キロ痩せるのはさすがにやばいと健診を受けることにした。結果は二週間後。
何かあっても不思議ではない年齢なのだが。

洗車

老鶯やはや二度回す洗濯機

久しぶりの快晴。

肌寒くさえあった昨夜だったが、案の定今朝は放射冷却でさらに冷え込み十度を切ったようである。
更衣シーズンでもあり、あれこれ洗濯機にぶちこむ日である。
があがあ廻る音に混じって鶯の声が聞こえる。
昨日は曇りがちかつ涼しかったので夏タイヤ交換、二年ぶりの洗車とくたくただったが、気温が上がるというも晴れた今日もやることが多い。

初夏の旬と言えば

山国の舌よろこばせ初鰹

先月とっくに食べたのだけどあれはどこの国の産だろうか。

臭み消しの効果を狙うのかどうか、蒜と生姜のすり下ろしは必須。ぽんず醤油にさらに檸檬をしぼったものといっしょに口に入れる。
厚ければ厚いほど歯をよろこばす。
ああ、その瞬間、うまいものなしと言われる山国において崇高の旬の味。
筍とならんで春あるいは初夏を代表する旬である。

胎生

得物手に戻れば失せし蝮蛇かな

早々と蝮の報。

誰か打ち棄てた骸を見たという。
この時期は産卵前だから、赤ん坊の蝮はまだ早いだろう。
聞けば、蝮は胎生だそうで初秋に交尾し翌夏〜初秋に出産するらしい。菜園でよく見る20センチほどのものは出産直後の赤ん坊のようである。こいつは人が近づけば逃げるのでまだいいが、成長したものは挑戦的で気をつけなければならない。
草を生やす農法なのでこれはよほどの注意ものだ。

各地

而して田は捨てられき蛇苺

主が病に倒れて二年目。

昨年は助っ人が草取りから何まで田の管理をされていたが、今年はもう五月というのに春の耕しも入らず草が生い茂ってきた。一面雀の鉄砲に覆われて、このままではこの夏には雑草だらけになってしまいそうだ。
畔には蛇苺と思われる真っ赤な実が顔を出し、近くに寄るのさえうとましく思えてくる。
これまで無農薬栽培してきた田でそれなりに維持してきた田も、わずか一年で荒れ果ててしまうだろう。こうした形で至る所で田が捨てられ、そして集落が捨てられてゆくのだろう。

太古から

ともに莢剥いてふたりの豆の飯

毎日が豆の日。

家庭菜園をやると、豆ならば豆、菜の花なら菜の花、胡瓜なら胡瓜と毎日毎日同じものが食卓に並ぶ。
旬のものだから体にもいいはずだし別ににいやでもないけれど、さすがにちょっとは飽きてくるものだ。
とくに、豆の場合はその期間が長くなる。
莢豌豆、スナップエンドウに始まって、実豌豆、インゲン、ササゲと夏まで切れ目がない。
ただ、どれをとっても保存がきいて重宝な作物と言えるし、そもそも豆は原始の昔から食べられてきた息の長い食物である。栄養価も高く体にいいし、メニューも多彩に考えらる。夏の枝豆、秋の大豆、小豆、どれもありがたい食べ物であることにかわりない。

上向く

固め打ちして翔平の夏来る

何ともいい時間に中継が始まる。

試合が始まるLA現地時間夕方6時というのは、サマータイム当地との時差16時間を計算すると18プラス16で34、これから24を引けば10。つまり日本では午前10時。朝のルーチンが終わり新聞も一通り目を通せばきっかり中継スタートとなるので、ついスウィッチを入れてしまう。
東部地区でのアウェイとなれば3〜4時間は早くなるので、朝の忙しい時間に重なるので結果をニュースで知ることになるのが多い。
昨日、今日リーグ最大のライバル・アトランタブレーブス相手に2勝。大谷翔平の打撃も上向いてきたか。