花の雨黄色い線の内までも
鉄道のアナウンス、結構お節介である。
典型的なのが、「雨の日は忘れ物が多くなっております。傘のお忘れのないようにご注意ください」。
おそらく、電車の忘れ物ナンバーワンは傘なんだろうが、昨今は使い捨ての傘など増えてさらに困ってる図が垣間見えるような木がする。
同じアナウンスでも、「電車が来ます。黄色い線の内側までお下がりください」などは、危険防止のうえでお節介とは言えないが、いちいちそんなことに気を配らなくて済むように、転落防止柵の設置こそ急いでもらいたいもの。
花の時期、人出も多くなっているところへ、雨とあってはホームは混み合う。そのホームをなお狭めるかに雨が吹き込んでくる。