自尊心

夕食が終わりし母の夜は長し

食事の時間以外はベッドで過ごしている。

昼間うつらうつら過ごしているので、夜は熟睡ができないとこぼしている。
「昼間は寝ない方がいい」ことは本人が十分に知っているのだが、病魔がむしばむ体は着実に衰弱していく。
それでも、空ろな意識の中で自らの状態を確かめるように「今日は何日か」と尋ねたり、自分で新聞の日付を確かめたりしている。自尊心が未だ健在なのが救いである。

好機到来

秋草や名さえ知らねど足停まる

原っぱの草たちもここ数日の雨続きのせいか生気を取り戻してきた。

外来のものだと思うがいかにも強そうな図体に似合わず小さく紅い花をつけたりして、そのアンバランスさに変に感心したり。

先週、今週とやたらサーバーセッティングに追われる日々が続いていたが、ようやくその谷間から抜け出せそうになって「奈良 イベント」で検索してみた。。。。出るは、出るは、さすがに秋である。萩やら月やら、苦吟の題材には事欠かない季節の到来である。

聴覚と視覚と

耳遠き人に静かな秋の雷

今日は全国規模で荒れ模様だという。

午後から雷やら大雨やら、ちょうど留守番中だったので家じゅうの窓を閉めたり大忙し。すぐ近くで雷が鳴るのだが、例によって老母はまったく気がつかない。昼間だから稲光があっても分かりにくいのは確かだが。

雨がきたらその後は急に涼しくなってきた。ということは北から冷たい空気が降りてきたと言うことか。

今日は秋の風

サーバーの性能上がりし九月かな

お気づきかな?昨日からサーバーの体感スピードが上がってます。

まだお試し期間中なのでホームページだけしか運用してませんが、このサイトや「源氏物語 道しるべ」のレスポンスが気持ちいいです。これで、値段も25%くらい安くなりますからありがたいことです。
OSはじめ基幹ソフトもこの際最新のものにしましたので、ブログのソフトも最新のものにキャッチアップできそうです。

残る問題は俳句のレベルをもう少し上げることなんですが。

地震列島

想定は絶望的な 震災忌

東南海地震であり得る被害は30万人超だって?

確かに3つの地震が連動すればM9級の大地震になるのは想像できるが、府県によっては津波到達時間が2分と短いのはあまりにも絶望的ではないか。
東日本大地震でも30分以上は猶予があったのにあれだけの被害が出た。2分というのはまだ本震が続いている最中なのである。はたしてどれだけの人が外へ出て避難路をたどれるのであろう。

海のない街だからなのかどうか、当地では防災訓練のおふれは回ってこなかった。

西瓜の名産地

食すより種採る西瓜の名産地

関東では三浦の西瓜が有名だが、大和西瓜は本家本元である。

というか、「であった」というほうが正しい。子供心にも西瓜は奈良の特産ということは知っていたが、当地に来てみると実際には果物としては葡萄や梨農家の方が圧倒的に多く、西瓜は実よりも種栽培としてDNAを継承しており全国産の8割ほどが奈良の種だそうらしい。
その種採りは今が佳境でこの秋には全国へ出荷される。

追)「西瓜」は秋の季語だったんですね。まだまだ歳時記の読み込みが足りないです。

連夜のテレビで

スポーツも食傷気味にて八月尽

オリンピックに高校野球を頂点としたスポーツ祭典で賑わった八月。

連夜の観戦を引きずった体に日中の暑さはこたえる。
実際にはこれからパラリンピックが始まるのだが、もうお腹いっぱい状態というか、ちょっと応援疲れみたいな感じで休みたい気もする。