ピンクの絨毯

ゆきずりで道連れとなる芝桜

今、芝桜が旬ですね。

何年か前に秩父・羊山公園の芝を見に行ったことを思い出します。
意外に種類が多いんですね。今は9種類のものがあるようです。

一方、芝桜公園の元祖的存在といえば北海道の東藻琴なんですが、この近くにお住まいの方とあるツアーでご一緒したことを懐かしんでいます。

原色

家々にチューリップ植えたる露地の街

各戸のプランターに植えられたチューリップが今を盛りに開いている。
この家の前に、あの家の前にも。

ついこの間までの殺風景な光景とうってかわって、露地がチューリップ、パンジーなどの黄や赤の原色で埋め尽くされてる。

筏師

棹さすは亀が二匹の花筏

亀二匹棹さすごとく花筏

今、橋の上から筏が流れていくのを眺めている。

その筏の間から亀が鼻先を出している。
よくみるとさらにもう一匹。
たがいに花びらをうまく交わしながら十分な息を吸うと再び潜っていった。

あやかる

吉野山桜権現詩ごころ

来週吉野に登ろうと思う。

この季節、いうまでもなく桜の山として賑わうが、古来から歴史と大きな関わりをもってきたという点でおおいに興味をそそられるものがある。
天武の蜂起を支援し、義経逃避行を助け、南朝が宮を置いたりとか。
それに何と言ったってあの桜の西行さんが3年も庵を結んだ山なので、その跡を訪ね、苔清水を掬って西行さんにあやかろうと思う。

壮観な筏

花筏集めて広し大和川

幅約100ヤードの川一面に花筏が流れていく。

ここは、自宅近くを流れる大和川だ。河口から28キロの地点。
佐保川はじめ飛鳥川など盆地内のすべての川が最終的に一本となったあたりで、その川幅はかなり広いのだが、それが上流で散った桜花で覆われている。壮観といっていい。

先日、奈良の堰堤には桜が少ないと嘆いたが、さすがに全支流分を集めるとこれだけの量になるのだなとあらためて驚かされる。多摩川などよく知られた川でも、これほどの量までは集まらないのではないだろうか。

窓を開けて

春灯の窓より聞こゆ会話かな

ようやく気温が上がる日が続いている。

夜になってもカーテンや窓が開いたままで灯火だけではなく、家族の団らんの声ももれてくる。

別格の観光地

やっと来たバスに揺られる花疲れ

渋滞のせいか駅行きのバスがなかなか来ない。

やっと来たと思ったらステップにあふれるほど満員で次のバスを待つほかない。
そんなことを2,3回繰り返してようやく乗り込むことができたのだが。

休日でもないのに京都は観光客でいっぱいだ。これが土日だったらと考えるだけで怖くなる。
桜の季節だから特に多いのだろうが、内外を問わず多くの観光客にとって京都は魅力的な街なんだろう。

花曇りの清水寺。音羽の滝から本堂の舞台を望む。

JRで約1時間20分。料金は950円。
意外に京都は近いのだ。
次は夏の素麺でも食べに行こう。