開花すと吾の標準木の告ぐ
信貴山下駅前の桜が開花した。
ここは散歩コース途中にあって、何本かの桜があるがそのうちの染井吉野が今日数個の花を咲かせていた。奈良地方気象台も今日開花宣言したようである。
あと1週間ほどすれば満開だろうから、来週末4月5,6日くらいがピークになりそうだ。花がはらはら散る中での入園式や入学式を迎えられそうである。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
開花すと吾の標準木の告ぐ
信貴山下駅前の桜が開花した。
ここは散歩コース途中にあって、何本かの桜があるがそのうちの染井吉野が今日数個の花を咲かせていた。奈良地方気象台も今日開花宣言したようである。
あと1週間ほどすれば満開だろうから、来週末4月5,6日くらいがピークになりそうだ。花がはらはら散る中での入園式や入学式を迎えられそうである。
名水のタンク両手に春の雨
雨で散歩できないので水を汲みに出かけた。
名水百選に選ばれたという天川村洞川のごろごろ水だ。
空気が澄んだ日に大峯の方向にくっきりと見える山があって、一つは山上ヶ岳、もう一つが弥山あるいは八経ヶ岳じゃないかと思うのだが、それら大峯とも呼ばれる山への登山口とあって遠いこと遠いこと。途中、奈良の三大梅林の一つ「広橋梅園」もあって吉野の桜に負けないくらい壮大な景色も楽しみながら、深吉野の奥へ奥へと入ってゆく。
午後から出かけたので言ってみれば今日は予備調査。立ち寄り湯には入り損ねたが、洞川はじめ温泉も多いところなので、次回は朝から出かけて一日ゆっくり過ごしたいところだ。
遅速あれど開花の報に華やぎぬ
先日来開花のニュースが相次いでいる。
去年や平年に比べ早いとか遅いとか言うが、何はともあれ浮き浮きするようでめでたい。
一番乗りした高知では「満開」。北海道に渡るのは5月だそうだから、日本列島はふた月にわたって桜で沸き立つ。理屈はさしおいてしばらくは桜を楽しもうではないか。
雲雀降る浮力の失せし飛行機ごと
また雲雀が目の前に降りてきたのを目撃できた。
まるで紙飛行機が失速したように、羽を広げたままフワッフワッと着陸するのだ。このような降り方をする鳥を他には見たことがなく大変珍しい。
降りた後も人目を気にするそぶりもなく、悠々と散歩する。雲雀ってこんなに大胆だったのかなあと首をかしげるばかりだ。
見晴らしの丘へ馬酔木の鈴揺らし
はじめは馬見丘陵を歩こうと思っていたけど、駐車場がいっぱいで入れないのでやむなく甘樫丘にでも登って眺望を楽しもうということになった。登ると言っても、孤を描くようにゆったりとした道が整備されているうえ、途中鈴をいっぱいつけた馬酔木に囲まれて楽しい道だ。
おまけに紅白の藪椿、樒(しきみ)の白い花など珍しいものに囲まれて、それだけで満ち足りたような思いで、あっというまに見晴らしの丘に到着。二上、葛城、遠くは生駒それぞれに春霞がかかっているがよく見えること。丘の上の桜の蕾の先はほんのり紅がさして、あと1週間ほどで開花だろうか。
降りてきて飛鳥川沿いを歩きながら、「こんなところにカワセミってくるんだよね」と家人に話していたらまさにその時足元から翡翠色の鳥が飛び立つ。すぐに追いかけて久しぶりに美しい鳥に見とれる。去年生まれた雄のようで、まだ若いが、この姿を見ただけで「今日はいい日だ」と心から思えるのだった。
種芋をあれこれ並べホームセンター
この3連休は4月からの増税をにらんで買いだめウィークエンドだそうである。
かく言う我が家も猫たちの砂(これ結構高いうえによく消費するのだ)を買いにホームセンターまで行ったが、いろいろな種や苗に並んで里芋の種芋が幾種類も並んでいた。
里芋は意外に種類が多い。早いものは9月頃採れるが、普通は晩秋。サツモイモやジャガイモに比べて栽培期間が長い。元が田であったような湿気を好むようである。
この年齢になって、里芋の軟らかく煮たものはほんとうに旨いと思うようになった。自家製もいいがやっぱり里芋は買った方が楽だし旨いように思う。
春分の日に牡丹餅供へ新仏
彼岸で混み合う動物霊園。
1年で最も多忙なときの葬儀であったが、初七日まで無事済ませることができた。帰りに立ち寄った「おはぎ屋」さんが大繁盛なのも驚いたが、持ち帰っていざ食べようとしてさらに驚いた。裏側にあんこがまぶしてないのだ。こんな牡丹餅もあるんだなと感心しながら1個をぺろりと平らげる。