鴨足草フェンスはみ出す行儀かな
ぽちぽち咲き始めた。
このところ雨が多くて日当たりが穏やかなせいか、順調に盛りを迎えそうだ。
勢いあまってフェンスに鴨の脚を投げ出す輩もいて。フェンスの両サイド、反対側からも楽しめる年になった。不安定な天気が続くのでゆっくり咲いていてほしいものである。
明日は黄砂があるらしい。しかも濃いめの予報で、また週末はたたられている。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
鴨足草フェンスはみ出す行儀かな
ぽちぽち咲き始めた。
このところ雨が多くて日当たりが穏やかなせいか、順調に盛りを迎えそうだ。
勢いあまってフェンスに鴨の脚を投げ出す輩もいて。フェンスの両サイド、反対側からも楽しめる年になった。不安定な天気が続くのでゆっくり咲いていてほしいものである。
明日は黄砂があるらしい。しかも濃いめの予報で、また週末はたたられている。
雨後の木末の綺羅や夏に入る
昨夜まで降っていた雨をまだ葉に残す木々が朝日をすかしてまぶしい。
まだ庭一面がべったり濡れているが、雲ひとつなく晴れているのでちっともうっとうしくない。
案の定10時頃にはからっとしてきて庭仕事のあれこれが苦にならない。
文字通り一日遅れの立夏である。
穂をつけて植ゑてくれろといふトマト
寒い立夏である。
子供の日だというのに冷たい雨に見舞われて、雨に打たれて尾を下げたきりの鯉幟があわれである。
冬物はもうしまっていいよとどこかの局で気象士さんが言っていたのは数日前。きょうは半纏をひきずりだして羽織る始末。飼い猫がそのなかにもぐり込んできて出て行こうとしない。
最初心もとなかったトマトの苗が太くてしっかり育ってきて、一番花の蕾がもう植えてくれと言っている。
プランター用土を買ってこなくてはいけない。
紫蘭もて雨のとば口明るうす
年々株がふえているようだ。
群生とは言えないが、ツツジも終わりかけの門まわりを賑わせるには十分な量がある。
最初にやってきたときはほんの二三株にすぎなかったのだが、アマドコロなどライバルを抑えて主役になったようだ。
朝から降ったり止んだりの一日だったが、重苦しい空模様を吹き消すには十分であった。
茄子苗を日なたにうつす雨上がり
素人の苗づくりはむずかしい。
ほんのわずかしか作らないのだから、苗などわざわざそだてることなく買えばいいのだが。育ててみたい種類にこだわると、やはり種から育てるしかない。
問題は温度管理である。素人ファーマーはハウスなど本格的な設備がないのでいろいろ工夫しなければならない。昼間は日なたを求めてあちこち移動し、夜は夜で部屋に取り込み保温に工夫したり。
二ヶ月以上もこんな繰り返しがつづくし、苗など買ったところで100円からせいぜい300円くらいだから割りにはあわないのだが、安心できる野菜育てには得体の知れないものを極力避けたくて、これもこだわりというか、もはや贅沢ともいっていい野菜づくりを楽しんでいるのである。
蟻の道部屋にあげる気なけれども
蟻がもう活発に動き出している。
蟻は夏の季語だが、温暖化のせいだろうかせっせと壁を伝ってサッシにもぐり込んでくるようだ。
自分たちのフェロモンに集まってくる習性があるので、殺虫剤ではなく洗剤で臭いを消すといいと聞いたのでさっそく試さなければ。
きょうのBS3は吉野の夜桜中継だったが、あの奥千本でさえもう盛りを過ぎたとか。例年なら20日頃まで楽しめるのが、ここ近年は急に早くなっているようだ。
二酸化炭素、プラスチックゴミなど環境対策はここ10年が勝負だと聞く。新型コロナへの対応に追われて忘れてはならない。
初鰹半身の背身でことたりる
もう四分の一を食べるのが精一杯。
背身か腹身か聞かれれば、もう脂濃い腹身は無理。あっさりめの背身がお似合いだ。
どこにも行かないし、誰に会うわけでもないのでニンニクすり下ろしはたっぷりと。
初夏の味をひとあしはやくいただく至福。満足、満足。