葉芽花芽おのがさだめの冬芽かな
寒の真っ只中、花木の芽がはっきりと形を顕してきた。
桜、梅、ブルーベリーなどしっかりと冬芽をつけて冬眠していたが、それらのうち花芽がひときわ鱗茎をあらわにして識別できるようになった。冬芽の転換である。
一定の寒さに合うと休眠が打破され、あとは開花や展葉に向けてまっすぐ進んでゆくだけ。
寒さに当たらないと花は咲かないのである。
これからの気温上昇によって開花時期が左右されるらしいが、もう動き出した芽は止まらない。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
葉芽花芽おのがさだめの冬芽かな
寒の真っ只中、花木の芽がはっきりと形を顕してきた。
桜、梅、ブルーベリーなどしっかりと冬芽をつけて冬眠していたが、それらのうち花芽がひときわ鱗茎をあらわにして識別できるようになった。冬芽の転換である。
一定の寒さに合うと休眠が打破され、あとは開花や展葉に向けてまっすぐ進んでゆくだけ。
寒さに当たらないと花は咲かないのである。
これからの気温上昇によって開花時期が左右されるらしいが、もう動き出した芽は止まらない。
抜糸の日暦に書いて春を待つ
今日は大寒とか、一月のはじめに始まる寒の折り返し地点である。
節分、立春まであとしばらく。
家人が入院して今日で十日、明日退院との連絡があった。副え木みたいなものがとれるにはまだ3週間ほど先らしいが、術後の経過は良好のようである。そのあとはリハビリの通院となる。
待春にはちと早いが一つの山は越えたようだ。
麦を踏む老のそびらの信貴の峰
食べるために育てているのではなく。
冬でも畝を空けない、草を生やして根を張らす、伸びてきたら敷草に。そんな目的で種を蒔いたのだが、今は6,7センチくらい。これを春までに何度かしっかり踏んで霜で浮かせない、腰を強くする、分けつを促すなどの効果を狙う。
一番の狙いは兎に角畝に草を生やして根を張ってもらう。その根には菌が棲みついて土を活性化してくれること。残った根はやがて腐って分解してくれる菌が増える。根が分解した跡は空気や水の通り道になり、新しい作物の根が張りやすくなる。いつまり畝を耕してくれるのである。
雑草も生えない畝は困るので、まずは麦を蒔いたのである。夏には枯れてくれるのでそのうえを西瓜や南瓜の蔓這い、あるいはサツマイモの茎が這う予定である。
パン焼器仕掛けてねまる炬燵かな
家人が作り置いてくれたパンもそろそろ底をついてきたようだ。
そこで久しぶりに食パン作りに挑戦。
分量などすっかり忘れているので説明書を見ながら調合。
スウィッチポンで4時間ほどまてばできあがり。
あとは寝て待つだけのはずだったが、なぜか膨らんでない。あちゃあ。
何が悪かったのか。首をひねるばかりだけで、明日もう一度挑戦してみよう。
地震一報伝へるラジオ寒い朝
今日は神戸震災から27年目。
5000人以上もの貴重な命が奪われた。あの日は車通勤していてラジオから何か大変なことが関西で起きたらしいことを知ったが、詳細はなお数時間も伝わらなかった。だんだんと情報が入ってくるうち、これは容易ならざる事態だと知ったのだが、とりわけ地震後の火事の映像には声もなかった。
阪神淡路大震災といい東日本大震災といい、ふたつとも冬に起きた。電気も水道もガスもなく、トイレも無論風呂もない日が何日と続く日々の不安は恐怖に近いものがあろう。
昨日は夜中にスマホが災害警報何度も鳴ってはその都度起こされた。トンガ近海の噴火がよもやの津波となって日本にも届いたのだが、地球は生きている、昨日と同じ保証はどこにもないことをあらためて感じるのである。
湯気立つてコーヒーの香のふくよかに
最初の蒸らしがむずかしい。
コーヒーの味は最初の蒸らしで決まると言ってもいいのだが、自分で入れるとなると根がせっかちなせいかなかなかうまく淹れられない。
温度が高すぎるのか、足らす湯の加減が悪いのか、家人の淹れるコーヒーに比べてどうも見劣りがするのである。
そんな失敗作でもかまわず病棟へ届けたのだが。
あとからLINEでうまかったよとお世辞をもらった。
カレーパンかぢりをとこの小正月
昼を作るのも面倒で抜く気でいたが。
スーパーに買いに出ていい匂いのするコーナーにあったカレーパンを知らずカートに入れていた。
おそい昼食はそれっきり。
これがまた夕食の食欲を失わせると分かっているのだが。
今夜もなめこ汁だけですまそうか。