三重高勝利

銀傘の乾く間もなし秋黴雨

述べ4日の延期になるらしい。

高校野球のことだが、予備日は3日とってあるらしいが、大会が無事期間中に終わるかどうか予断はゆるされない。
当日の雨の予報のなか強行した試合が選手には無情の雨天コールドとなったケースなど批判を浴びているが、これもスケジュールを意識したとしか考えられない。
今年、あるいは今後もなにもかも異例のつづく天候なのだから、大会日程、会場など含めて幅をもたせることが必要だろう。
ウィズコロナ時代を見据えても、あまりにも形式的にこだわった高校野球のありかたも問い直されてよい時期だろう。
ところで、今日は三重代表の三重高校が完封勝利した。さらに勝ち進んでもらいたい。

次の種

朝顔の実を取散らす雨の庭

夏休みも終わりに近づいてきた。

学校から持ち帰った朝顔も終盤を迎えたのに、この雨続きでは見る人もいない。
隣人の拙宅からは間近に見えて、なかには実をつけているのもある。来年の種になるのだろう。

風前の灯火

八月や過去最多聞くいくそたび

歯止めがかからない。

当然だろう。国民に自粛呼びかけするだけで、政策らしい政策は何ひとつ打ってないのだから。
ほんとうにこのままでは自公政権に殺される。
首都圏に勤めている子供たちの命が風前の灯火であるのが辛い。

哀しすぎる

盆休明けて影立つ通勤バス

いつもと変わらない通勤風景。

雨のせいか窓は曇りがち。異常なほどの感染爆発でも仕事とあっては出かけざるを得ない現役世代のひとたちの心情を思う。
政府が賴りにならない以上、コロナを決して甘く見ないで、自分や家族の命第一にと願わずにいられない。
祈るしかないのは日本国民が哀しすぎやしないか。

リベンジ

殘りたる西瓜半分ジュースにと

小玉西瓜にチャレンジしてみた。

あと20日くらいまでいけばと密かに期待していたのだが、水不足が原因だろうか旧に元気をうしなって熟すというところまではいかなかった。
それでも割ってみれば西瓜の甘味もあるし食べられないこともなく、それなりに美味しくいただいた。
何年か前に大玉西瓜で成功しているので、同じ難しさがあるのなら来年はスペースを割いて大玉でリベンジしようと思う。
今はずいぶんと数が生った真桑瓜をせっせと食べる毎日である。

年中行事

浸水のレベルのしみや秋出水

毎年のように繰り返される土砂災害や川の氾濫。

ここまで水が来たと住民が指すニュースが痛ましい。このあと復旧作業という途方もない日々が待ちうけている人々の無念はいかほどか。
二年前は西日本豪雨と命名され中四国地方にかぎられていたが、今回は被害が広い範囲にわたっており日本のどこでも同様の災害が起こりうることを示した。これほどの規模の災害はこれからも年中行事のように発生すると覚悟しなければいけないようだ。

すくな南瓜

枝垂れたる梅這い上る南瓜かな

庭を独り占めである。

へちま型した南瓜の収穫が始まった。
まだまだ元気な蔓がいて殘りの養分を一身に集めるように、次々と新しい花、雌花が咲いてきてまた4,50日待つべきかどうか悩むところである。おそらく実が大きくなることはあるまいと思いつつ、今度咲いた雌花には試しに受粉してみようかなどとスケベ根性が頭をもたげる。