尿酸も宥めねばならず秋暑し
二八とはよく言ったもので、俳句の世界にも言える。
端的には、歳時記に収録される季語の数である。
「ホトトギス新歳時記(第三版)」を例にとると、二月は27ページ、八月は48ページ。七月の118ページに競べるといかに少ないかが分かろう。ただ、この歳時記では八月を立秋からのものとしているので単純な比較はできないが。
いずれにしろ、限られた季語の中から今日の季語を選ぶというパターンを繰り返していると、満遍なく選ぶというより偏りがどうしても出てしまう。
そして、この暑さである。今日で三日目だが、「秋暑し」にまた登場してもらうこととした。
この残暑をやり過ごすだけでも大変なのに、あれこれ持病を抱えていればなお暑さが堪えてくる。