コーヒーチケット

一月のコーヒー豆は3割引

誕生月に限りコーヒー豆が3割引で買える喫茶店。

最近1時間も散歩に出ると腰痛がつらいので、途中立ち寄って休憩する店がある。毎日立ち寄るので、最近は10杯分の値段で11杯分のコーヒーチケットも買ったりして半ば常連さん。ここではコーヒー豆も販売しているが、誕生月にかぎり3割引で買えるらしい。
安いので今月のうちに買わなきゃと思いつつ未だ持ち帰ってないが。

信貴山詣での木橋

水仙と道中安全地蔵尊

大和川の水仙

かつてこのあたりに木橋がかかっていて、信貴山詣での善男善女たちが利用していた。

今は「多聞橋」と呼ばれる鉄橋に変わっているが、橋のたもとには昔から旅人の通行安全を見届けた「多聞地蔵尊」が立ち、今も地元の人々に大切にされている。この多聞橋はちょうど近鉄生駒線とJR大和路線の鉄橋の中間点に位置しており、車は通れないが地元の人たちが王寺駅との行き来に利用している。マイ散歩コースでもある。

登山口

信貴参道山茶花やうやう盛りなり

信貴山下駅前の山茶花

隣駅の近鉄信貴山下駅はその名前の通り信貴山へのバスが出ており、奈良県側からの入山起点である。

駅前には立派な町立図書館があり、駅のすぐ裏は町役場など主要な公的機関があって文字通り我が町の中心でもある。その駅前ロータリー広場の山茶花の植え込みが今盛りを迎えている。山茶花というのは東京などでは通常11月から12月にかけて最盛期を迎えるのだが、当地の山茶花は相当遅いようである。
そう言えば我が家の山茶花の鉢もようやく蕾が膨らんできたところだ。寒気にやられるせいか葉の色も褐色がかってややくすんでしまうことが多い。どこの家でも常緑樹は総じてくすんでしまっていて、結果陽気がいいシーズンになっても色つやがもう一つのような気がする。

觔斗雲(きんとうん)

金色の飛行機雲や寒茜

雪の日なんだけどうまく詠めなかったので先日見た夕焼けを。

夕焼け空を背景に、夕陽に照らされた飛行機雲が金色に輝いてまるで悟空の觔斗雲かと思えた。
かなり高いところだったので、大阪より西へ飛んで行く途中なんだろう。

渡り者の習性

寒禽の早瀬を行きつ戻りかな

ピィーと鳴く声がするので「小鴨」だろう。

先生が吹く笛のような鳴き声が特徴だ。名前の通りやや小ぶりな鴨の仲間で東京では秋彼岸の頃に渡ってきて春彼岸の頃に帰る。いつも集団でいるのだが、当地では大阪方面へ王寺駅を出たJR大和路線が大和川を渡る鉄橋あたりに多い。
この辺りは傾斜がきついのだろうか、流れが速くなっていていわゆる瀬を形成している。瀬というのは餌となる藻が多いのかどうか、この瀬を流されながら水面に顔を突っ込んでは浮かび、また流されては顔を突っ込むと言う繰り返しである。鉄橋近くまで来てやや深くなると、しばらく休憩して今度はいっせいに200メートルほど上流の瀬の入り口まで飛び戻って再び瀬下りへ。果てしなく同じような行動の繰り返しで、なかなかの働き者なんだなあと感心する。
一方、消波ブロックなどでよく日向ぼっこしているのがマガモのグループだ。彼らも鉄橋付近に渡ってくるが、彼らはあまり瀬では採餌せず岸近くを行ったり来たりしながらしている。上りもあまり飛ぶようなことをしないでひたすら流れに逆らって漕いでいるように思える。
おなじ渡りの仲間でもいろいろ生活のパターンが違うものである。

寒気をついて

大和川出会ふ人みな冬帽子

大和川の堤防、河川敷をウォーキングする人が多い。

信貴山から冷たい風が吹き下ろしてくるが、最近はダウンの上着など着ているのでかなり緩和してくれる。ただ、頭、耳、首回り、手は帽子、マフラー、手袋などで補わないとちぎれるような痛みに襲われてしまう。行き交う人々がみな耳までおおう暖かそうな帽子をかぶっているのは、今年が殊の外寒い冬であることを示している。

遠方より来たる

凍雲を衝きて遊子の古都巡り

懐かしい人が奈良にしばらく滞在するという。

冬が厳しい地方の最も寒い時期に訪れるというのは、よほど奈良が好きなんだろう。今夜一杯しようということでこれから奈良市内に出かけるが、さてどんな会になるやら。

この稿は予約投稿です。