目に見えぬものおぞましき春疾風
春一番だそうである。
「だそうだ」というのは、どうもこの盆地では疾風怒濤をまくような風が吹かないのである。
生駒や金剛・葛城に遮られでもするのだろうか。
今日もまた、いつもよりちょっと風が吹くなあという程度しか感じられない。
土埃が舞うようなほどでもないし、道端に落ちているゴミなども風に飛ぶようなことはない。
ただ、ふと思うのは、花粉や最近何かと世間を騒がせているPM何とやら、目には見えないが厄介なものたちが跳梁跋扈しているのではないかということである。
一般に雨後の花粉などは、雨で地面に落とされて溜まっていたのが、一気に舞い上がるので要注意だという。
この二、三年軽い花粉症の症状が出るので、インフルともども気をつけることにこしたことはないだろう。
今日は黄砂が舞わないだけましか。