睡蓮の咲きそめモネの美術館
山荘の美術館辞し橡の花
山崎駅すぐの踏切を渡るともう天王山への登り口である。
美術館は山の麓にあるというものの、木津・宇治・桂川大合流の素晴らしい眺望が得られると聞いたのでそれなりの登坂は覚悟しなければならないと思った。
やはり最初の50メートルほどは胸突き八丁の急登坂。最近股関節の具合がよくなくて、とくに登りが辛い。すぐに痺れてくるので休み休み、喘ぎあえぎしながらようやく2百メートルほどの山道を登った。
山荘まですっかり新樹の道であるが、山荘の入り口にあたる「琅玕洞 (ろうかんどう)」という門を擬したトンネルをくぐるとさらにまた素晴らしい庭園への誘い。山崎の合戦のおり秀吉が陣を敷いたという宝積寺も隣り合っていて、重文・三重塔が隠れ隠れに見える道である。
サイトの庭園ガイドを見てもその素晴らしさは容易に想像できるのではないだろうか。
館内ではモネの「睡蓮」四幅に酔い、池を見ればもう睡蓮の花が一輪咲いている。三川合流、そしてその向こうの石清水八幡さんの大パノラマをバルコニーから眺め、館内の喫茶店で珈琲で一幅。