在祭氏子にあらぬ身にありし
在祭団地住民縁うすき
団地には太鼓の遠く在祭
招待のされざる団地在祭
近在を歩くと、それぞれの集落の氏神さまの名を染め抜いた祭幟が辻つじ、あるいは門かどに翻っている。
刈り入れも終わり、秋祭りたけなわである。
お隣の八尾などもそうらしいが、近在では龍田大社をはじめ、太鼓台と呼ばれる立派な山車を中心に町を練り歩く。
今日は近くの八幡さんの祭で、子供たち中心の太鼓台がアップダウンの多い町内を触れ回っていた。
ただ、氏子でもなく自治会のお付き合いがない新興地は蚊帳の外のようで、練り太鼓や鉦などの音だけが聞こえてくるだけというのはやや寂しい。
新興地にはすでに数百世帯が住んでいるというのに、首都圏のような在も新もすぐ混じり合うような土地柄との違いと言えようか。