小鳥来て窓に呼び寄す伴侶かな
特徴のある声とまわりの空気をふるわすような尾羽の上下の音。
まさしくジョウビタキだ。
40年以上経過した古い住宅地の一画でここ二日連続で目撃した。
どうやらこの子は男の子。
しっとりした家には庭木も多いので各家を巡回しているのだろう。
我が家にも毎年来ていたが、隣の空き地に家が建ったので今年はどうだろうかとちょっぴり心配している。
来てくれたらそれはまたそれで心配だ。なにしろ庭にはみぃーちゃんが日向ぼっこしている。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
小鳥来て窓に呼び寄す伴侶かな
特徴のある声とまわりの空気をふるわすような尾羽の上下の音。
まさしくジョウビタキだ。
40年以上経過した古い住宅地の一画でここ二日連続で目撃した。
どうやらこの子は男の子。
しっとりした家には庭木も多いので各家を巡回しているのだろう。
我が家にも毎年来ていたが、隣の空き地に家が建ったので今年はどうだろうかとちょっぴり心配している。
来てくれたらそれはまたそれで心配だ。なにしろ庭にはみぃーちゃんが日向ぼっこしている。
護法鉢染めあげ信貴の山紅葉
ようやく目に見えて紅葉が始まった。
信貴山から平群の里へかけて山全体が雑木紅葉に染められて、これからしばらくさらに色を濃くして谷全体があかねに映えていくのだ。何の変哲もない雑木紅葉だが、山全体に濃淡なく広がるさまは見応えがある。家は信貴山を背にしているので外へ出て振り向かなければ見えない景だが、コロナ禍で籠もりがちであった暮らしにいい刺激となりそうである。
すすき野の一本道の救急車
背の高い芒が茂っている。
芒に遮られて姿は見えないが救急車の音だけが坂の下から上へ向かってゆく。私の住んでいる住宅地を離れれば人家もなく、行き当たりは信貴山でその先は大阪だから、たいして多く人は住んでない。
この先は大小の高齢者施設があって、多い日には一日四回も五回もサイレンを鳴らしてゆく。その半分はこうした施設のお年寄りの救急かも知れない。
死に票と知りつつ入るる暮の秋
奈良二区。
ネオナチ礼賛、先制攻撃能力保持と言って憚らないウルトラライトが最右翼。
比例復活の見込みもなく、何の楽しみもない選挙区だが、せめて比例区分は信ずる党に。
それにしても大阪の自民凋落は目も当てられない。連日イソジン顔がテレビに出るのにすっかり騙された人たちの多いこと。よく言う、「肉屋に並ぶ豚」である。自民にも相手にされない一発屋が手を上げるはずである。大山鳴動鼠一匹なら愛嬌だが大山鳴動たぬきぞろぞろはしゃれにもならない。
やる気かと三角野郎いぼむしり
あきが深まり心なしか虫が少なくなっている。
そうなると小さな虫を主食とするかまきりの店仕舞も近い。
今年はまだ産卵の跡を見ないが、我が家のすだれの裏で生まれた子供がまだ生きていれば近いうちにやって来るにちがいないと楽しみにしている。
わが菜園はビニールマルチをしないし、草も生やし放題なので狭いところに毎日見かけるようになった。この辺りでは最後の楽園となっているのかもしれない。
それにしても、三角頭の天辺についた二つの目でにらみ返すのは脅しているつもりだろうが、こちらにしてみれば可愛いやんちゃ坊主にすぎないのが可笑しい。
土曜日の郵便あらず秋ざるる
野の色より一足早く真っ赤なとんぼ。
畑の支柱の先に止まった。とんがった場所が好きなのか、記憶ではほとんどが棒の先である。
初夏にヤゴから孵ると山へ行き秋口にまた降りてくるというが、このあたりは吉野の方から降りてくるのだろうか。
しばらく目の前に止まってくれたので、雄の深紅を目に焼き付けることができた。
藷掘つてジャンボ一本引きあてり
紅はるか、鳴門金時各十本掘りあげた。
さきに紅はるか一株試し堀しているので正しくは十九株になる。
狭いところに無理矢理植えるため、半分くらいを垂直差しにしたところ予想通り個数は少ないがどれもサイズが大きい。なかには長さ30センチほどのお化け藷もでてきて食べ方も迷いそうである。
天麩羅で食うか、藷けんぴで消費するのがほとんどだが、今度は切藷にも挑戦しようとまづはyoutubeで作り方の情報仕入れから。