白い夾竹桃

高速道夾竹桃の丈高し

昼頃に母親の具合が悪いという連絡が入ったので様子を見に郷里に帰りました。

幸いにすぐにどうこうという病状ではなかったのですが、週明けには再び先生のお話を聞きに郷里に行かなければなりません。
東京にいた頃に比べて楽に日帰りできるようになったのは助かります。
今日は梅雨も一休みで青空が広がったので高速道の沿道の夾竹桃がまぶしいほど白く光っていました。

気を放つ

梅雨空や夜間飛行の航行灯

今日は一日中曇りでした。

そろそろ仕事の納期も迫ってきて日がな一日デスクにしがみついておりますが、窓から流れ込む空気も涼しいものがあり、梅雨とは言ってもじめじめ感が少ないので快適な日でした。
ただ、最近は頭がすぐ疲れて元々低い思考能力を奪ってしまいますので、そうなると外の音などが耳に入ってきて緊張感までも失います。
人間というのは歳に応じて適当にやり過ごすようプログラムされているのかもしれません。そういうときは関空にでも向けて飛ぶのでしょうか、赤などのポジションライトを灯した飛行機が低空で周りの雲を明るく照らすようにして飛ぶのを見上げてはしばしゆるい気を放つのです。

しとしとと

列島に前線よこたひ額の咲く

今日は全国的に雨模様だそうである。

たしかに停滞前線、いわゆる梅雨前線が長くのびており、当地も朝からしとしとと降っている。
この「一日中しとしと」というのが、梅雨というのには最も似つかわしく思える。
額紫陽花の青も今日は生気を帯びている。

食えぬ実

青梅の葉に隠れるを見つけたる

枝垂れ梅なので実がならぬものだとばかり思っていた。

木の下に二つ三つ小さな実がおちているので、調べてみると果たして一本の枝にだけやせた実が何個かついている。やがて落下するだろうが最後まで手をつけないで自然に任せておこう。

命育む場

田水引く申し合わせ日圃場かな

マイファームは圃場整備されて10年に満たない地区の一角にある。

それまでの細切れだった農地を集約したもので、水も共同管理している。
その水が今日10日ようやく配られることになり、いっせいに周りの田に水が引かれて景観が一変した。

水が張られた田はやがて苗が植えられ、その生長とともにさまざまな生物をはぐくむ場となる。
マイファームへ行くたび珍しい生き物たちの姿をみられるのも楽しみである。

歯は訴える

欠いた歯の愁いそのまま梅雨に入る

歯が健康度合いに深く関わっていることが最近の研究によって報告されている。

たしかに、この春梅干しの種を噛んだとき奥歯の一部を欠いたにすぎないのだが、以来咀嚼がスムーズでない感じで、食後にも口内に食べかすが残りやすくなったりして不衛生きわまりない。また、不思議なことに頬や舌を噛みやすくなったように思う。なにより寝ているときでも舌を噛むことがあったりして、こうなると別の病気でもあるのではないかと少々不安にも感じることがある。

家内も先年親知らずを抜いてからというもの、何かと不調を訴えるし、歯が常の状態から変化することによってそれまで保たれていたバランスが崩れるといろいろ不都合なことが起きるらしい。

6月4日虫歯予防デーは過ぎたが、今日6月9日平年より1日遅れで近畿は梅雨に入った。