青梅の重き楽しむ梅仕事
充実した青梅が2キロくらい採れた。
東京から持ってきた梅だが、ちゃんと花が咲いてしっかり梅の実を収穫できたのは今年が初めてだ。
「桜剪るバカ、梅剪らぬバカ」というが、梅の素人剪定はけっこうむずかしいところがある。どういう風に剪ればというのは書物なりウェブで調べれば分かることだが、何が難しいかはその時期で、書物や人によって言うことはまちまちなのである。
ある人は花梅のことを言い、またある人は実梅のことを言う。
花も実もという考えるひとはあまりいないようで、去年当たりからようやくそのポイントがつかめたような気がする。
まず、実を収穫したら一回目の剪定。梅は夏に来年の花芽を形成するのでその前に枝を整える。花を咲かせ実を生らせるには、要するに短い小枝をたくさんつけさせるのがポイント。今年ぐんと伸びた長い枝を整理しながら残すものは切りつめ、夏までに新しい小枝をいっぱい発生させるわけだ。
二回目は冬、花が咲く前に込み入った枝を整理する程度にとどめる。
一般には花が咲き終わったら剪定というのがセオリーだが、これは花梅の話。実は花が終わったらつけるわけだから花の終わった枝を除去してしまったらつける実が少なくなってしまうのである。
明日はこれで梅ジュースを作る予定。あまりにうますぎて夏本番になる前になくなってしまうのが難点である。