ランデブー

夕刊の落つる音聞く冬至かな

夕刊を読んでいて気付いた。

今日は冬至だと。
木犀、土星のランデブーを見なきゃと思っているうち冬至の夜を迎えることとなってしまって、短日を実感することなく終わってしまったのは心残りである。
そのランデブーだが、7時頃外に出てみてもあれれ?見えないぞ。たしか空は晴れているはずだが。低すぎて盆地からだと無理なのか?
明日はもう少し早く見てみよう。

協力

煤逃の不要不急といふべきや
煤逃の逃げ場のあらずなりにけり
煤逃の流行りやまひを憂ひけり

いつもなら映画やゴルフ、あれこれ口実を設けてはとんずら。

どうやら今年はそうもゆくまい。
基礎疾患をかかえる老いの身には、行く当ての会場が混み合ったりつき合ってくれる友もいなくては、行き場も困るにちがいない。第一、煤払いから逃げるのであるから、これはもう立派な「不要不急の行動」というものである。これ以上の医療崩壊や家族や親友を危険にさらすわけにはいかないと戒めるのが常識ある大人の態度であろう。
而して、健康のためにも煤払いはすすんで協力した方がいいのである。

結球

結球の固く葉を巻く霜夜かな

霜が降りるようになると冬野菜がどんどん甘くなる。

白菜だってきゅっと葉を巻いて結球が太るのである。
このままでは死ぬと思うから糖分を濃くして身を守ろうとするのである。
これら冬野菜をいただく我らにとって、この寒さには感謝こそすれ恨んではなるまい。

沈默

山眠る里によこたふ活断層

山紅葉が茶色に変わって平群谷はすっかり冬ざれてきた。

小菊の里でもあるが、その盛りも終わって畑も冬模様。
捨てられた田には2メートルほどのセイタカアワダチソウが茂り、それも冬に向けて枯れ始めたようである。
これを書いていて伊豆利島で強い地震があったようである。
当地も金剛山地沿い、盆地東側には大きな活断層があって奈良時代など過去にも大きな被害をもたらしている。そのほかにも中小の活断層が南北に走り、東西に伸び、意外に地震の巣窟の感がある。長い間沈默を続けており、いつ起きてもおかしくはない。

凍死寸前

大根の葉の凍りつく霜夜かな

季語オンパレードの句となった。

大根、凍る、霜夜。
どれも冬の季語だが、実際に今朝みた景色である。
葉が蝋を引いたように艶を帯びて、しかも生気がない。どうやら今朝は零下まで冷え込んだようで、凍死寸前である。
まだ太りが足りないので抜かないでおいたが、どうやら限界のようである。
ここまでやられてはこれ以上太ることはあるまい。抜く時期に来たようである。

北は大雪

北風に雲ちぎれゆく月明かり

一日中冷たい風。

夜になってもおさまらず、夜空を仰げば明るい雲がどんどん流されてゆく。
空気の透明度が増して雲までもが冷たそうに見える。
北の方では記録的な大雪だと聞くが、当地も明日はいちだんと冷えるそうである。
この時期風邪など引いてられないから気をつけなくては。

寂れた師走

逃げ場なき枯葉つむじの駐車場

風の強い一日であった。

更地になった一画を急ごしらえしたコイン駐車場を通りがかったら、一台も利用のないまま枯葉の吹き溜まりとなってそれを風が吹き上げている。
コロナの影響からか人の出入りも減って車の通りも心なしか減っているように思う。
がらがらの駐車場にからからと枯葉が乾いた音を聞くのは、どこかさびしい師走である。