触るるもの蔓にからませ豆の花
防寒に仕立てた藁であろうが、笹であろうがお構いなし。
気温が上がってきて豆の蔓がぐんぐん伸び出した。早いものはもう花をつけている。花が終わるといわゆるえんどう豆。若い莢のままを採れば絹さや、青い実まで待てば実豆。最近は絹さやと実エンドウのいいとこ取りのスナップエンドウもでてきて賑やかな春の畑をいろどる。
ここ二日ほどの好天をさいわいに春の農作業が着々と進む。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
触るるもの蔓にからませ豆の花
防寒に仕立てた藁であろうが、笹であろうがお構いなし。
気温が上がってきて豆の蔓がぐんぐん伸び出した。早いものはもう花をつけている。花が終わるといわゆるえんどう豆。若い莢のままを採れば絹さや、青い実まで待てば実豆。最近は絹さやと実エンドウのいいとこ取りのスナップエンドウもでてきて賑やかな春の畑をいろどる。
ここ二日ほどの好天をさいわいに春の農作業が着々と進む。
メガソーラー工事中断山笑ふ
遠目にも痛々しい。
今日のように天気がいい日はなおさらだ。
ソーラー発電基地を作る計画で始められ山膚がざっくりと削られてから、詳細を知らされてなかった住民が反対して開発を許可した県も棚上げせざるをえなくなった土地だ。
山土が剥きだしになったまま、周囲が芽吹きの兆しをみせていよいよ山にも春がやって来る。
東風のビルくぐりてもらふ処方箋
申告書投げ込む東風のポストかな
天気図は素晴らしかった。
しかし気温は期待ほどは上がらず、しかも強い東風。
毎度そうなのだが、やはり確定申告書なるものは締め切りギリギリまで腰が上がらないのは悪い癖である。
e−TAXを使えばスマホでも提出可能なのだが、生保など各社との連携を事前に済ませることが必要で、これが去年でもそうだったけどどうしてもうまくできないのである。会計ソフトなど使えばデータは簡単に作れるので、ここでいつも引っかかる。
結局すったもんだのあげく二時間もロスして、毎度の郵送提出となった。
去年までは国税奈良支部宛てなのだが、今年からは大阪の税務署となっている。悪評プンプンのインボイスのせいで大方はデジタル化に移行したせいだと思うが、例外の郵送申告の事務もまとめて一括処理しようということだろう。
さいわいビジネスがコンパクトでインボイス処理が不要事業者であるのがさいわいして、おおきな問題もなく申告したのであるがさて無事にパスするだろうか。
春めくやこんなところに瓦蕎麦
竹内街道の近く、当麻の道路沿いの何の変哲もないところに瓦蕎麦の看板。
珍しい店があるもんだと思って調べたら、瓦蕎麦の発祥は山口県らしい。
関東でもやはり見たことはなかったのが合点がいった。また、どこかローカルのイメージがあるうえ、蕎麦よりむしろうどん圏の関西で見かけるのは意外なことである。
蕎麦と言えばざるというイメージなのでいつも通り過ぎるだけで終わるが、春になったことでもあるし次の彼岸参りのついでにでも寄ってみるのは悪くない。
河津桜目当ての臨時駐車場
今日は朝から冷たい雨でクリニックへ薬もらいに行っただけ。
そこで一昨日のネタになってしまうのは仕方がない。
ふだんなら渋滞がないところを、信号待ち何回か。なぜかな?と考えてみれば近くには県立公園がある。すると、この時期は何だろうかと考える。
梅か?いやこれはもう終わってるはず。そこでまた考える。(渋滞で考える時間はたっぷうりある)。
あ、そうかとガッテンのこぶしを打つ。新名物「河津桜」だ。幼木がこのほど数年で花をつけるようになって年々人気があがってるようだ。たまたま日曜日の人出に遭遇したのが原因。
たしか、越してきてまもなくの春、やたら混むなと思ったらその公園のチューリップ祭とぶつかったのだった。
当地は、平日の道路はスムーズに流れるが土日となると一変する。どこへ行くのか知らないが、あちこちで渋滞にはまってしまう。行楽の少ない土地だけにいったいどこへ出かけるのか不思議でならない。
シニアらのラヂヲ体操暮遅し
昨年完成したシニア用公園からラジオ体操が聞こえる。
近くの団地のシニア会だと思われるが、いつも六、七名ほどが午後五時を知らせる街の防災放送を合図に集まってきているようだ。冬の間は四時ごろだったと記憶するが徐々に日が伸びてきて、春分の日だって近い。
最初の頃は男性もいたようだが、今はどういうわけか女性ばかり。女性長寿の傾向を反映してか、男性はここでも萎縮しているのかもしれない。
腰から来る間欠性跛行の症状があるので長い時間を歩けず、腰を屈曲するなどすると症状が治まり再び歩けるようになるので、いつも休憩を取る公園だ。元気な女性陣を横目に強ばった独り腰をほぐしているのも情けないものだ。
飛ぶよりは駆けるが捷ききぎすかな
飛ぶのは上手ではないのかもしれない。
どういうわけか雉を目撃するのはいつも二足で走っている姿で、本人は真剣に逃げているつもりなだろうが、がに股で走る姿は滑稽そのもので毎回吹き出してしまう。むかしに流行ったコマーシャル、あのエリマキトカゲの爆走の姿にそっくりなのである。
考えてみれば、トカゲも鳥も恐竜の末裔だから、当たり前と言えば当たり前なのだが。
鳴かなければ撃たれずというが、どうにも雉はどんぐさそうでこれでは簡単に人間の餌食になってしまうと言っていい。
雄のあの優美な姿をもらった分だけ、ちゃんとプラマイゼロになって二物を与えられるものはそうはいないということだ。
ところで、大和川河原にもちゃんと雉が棲み着いていて、その大和川河原は今真っ黄色い西洋芥子菜の花で覆われている。