この樹肌慈しむかに蝸牛
素封家の庭のどこまで蝸牛
梅雨が近いと聞いていたがまさか今日とは。
驚いたが、しかし歓迎してもいい雨だと言える。連日真夏のような暑い日が続いていたのだから。
おかげで、庭の紫陽花が一気に色を増して目にも鮮やかに生き生きと映えて見える。ガラス越しに眺めていれば、雨に閉じ込められていてもいっこうに気にはならないものだ。
庭の水やりも手抜きもできるし、農家も喜ぶし、梅雨もまんざら悪いものではない。ゲリラ豪雨や土砂災害、集中豪雨の弊害さえなければ。
長い梅雨になりそうだが、うまく付き合っていきたいものだ。