気性荒い天気

夕時雨過ぎて夕星かはりなく

県内ではゲリラ的な雨や雹がふったようだ。

当地も、凄まじい音とともに大量の雨が道路を叩く。
二度ほど時雨が過ぎたようだが、夕方の激しい雨が去ったらたちまち西のほうから晴れてきて星が見られる。
ただ南東方面は黒い雲がおおって、ときおり遠くに稲光がする。
気性の激しい天気である。

腰痛始まる

初冬や身には厚くて赤いもの

ふだんは滅多にかぶらない赤いもの、キャップをかぶった。

赤は黒並みに光を吸収する色だし、そのうえちょっと生地が厚いので夏の暑い間はかぶる気がしないが、冬の地味な色合いのなかで幾らかは暖かく感じるかもしれない、いわば私にとっての冬帽子なのである。
この二三日腰の具合がよくなくて、今朝はコルセットを巻いたのでそれを隠すべくフリースジャケットをすっぽり羽織ったから、気が少しでも晴れることも願って。

セキュリティ

ワイファイのぶつぶつ切れて冬に入る

最近無線LANの具合が悪い。

ルーターが二階にあるので一階が特に調子悪い。
スマホというのは通常家にいるときは無線LANでギガの消費を防いでいるが、これが常時キャリア接続となる現象がここ一週間ほど続いている。
もともとルーターがよく落ちるという問題は前からあるが、ルーターには問題なくても無線LANに接続できないのはまた新しいトラブルである。
無線が駄目でもキャリア接続ができるのなら実害はないが、それにしてもそろそろルーターの買い換え時期に来ているのかもしれない。というのは、買ってから8年ほどたつが、これの無線接続の暗号方式が少々古くてセキュリティ上不安があるからである。
前から気になっていたのだが、今がその時かもしれない。

立冬の桜

冬咲いて子福桜と申しけり

冬桜か、十月桜か。

近寄ると子福桜の札がある。
1つの花に複数の雌しべをつけ複数の実をつける。子宝に恵まれるという意味で子福桜という名がついたそうだ。
春と秋の二回咲くと書いてあるが、実際には冬の間ずっとちらほら咲いて冬桜といってもいい。
おりしも今日は立冬。暦のうえだけではなく鍋物を恋する季感も冬そのものである。

押し売り

軒先に菊をつらねて伊勢街道

菊花展が各地で開かれているころ。

宇陀の旧伊勢街道を歩けば、各戸の軒、玄関先に見事な菊が通る人の目を楽しませてくれる。
たまたま家から出てきた主に話を伺うと、町内に好事家がいて各戸はそれらを借りたものだという。
どれも立派に咲かせて、町内がいちどにぱっと明るくなるのならば、そういう押し売りもまた悪くない。

空気を包む

朴落葉反りて餅菓子くるまんか

一面に朴の葉が落ちている。

どれも表側に反り返り、葉の裏の葉脈をくっきりと浮かばせていて、それはまるで何かをくるんでいるようである。
朴の落ち葉というのは不思議なもので、その厚みゆえか、重さゆえか、簡単には風に飛ばされず木の下に折り重なるように積もることが多い。
朴葉にくるまれた餅菓子のようなものがそこに堆く積んであるかのような気がしたのだ。

盆地の盆地

日時計の影のやはらめ冬に入る

フライイングだが、まさに今日などは冬の朝。

朝の気温は10度を切ってぴんと張り詰めた張りつめた空気が漂う。
昼間は気温が上がるからとシャツにダウンベストだけで出かけたら、思いのほかに寒くて失敗したと思った。
それでなくとも盆地より宇陀は3度ほど低温なのに迂闊なことだった。
今日は宇陀水分神社吟行の日。
菊鉢を見、八つ手の花を見、秋冬混交の句材満載の日であった。
今年の立冬は3日後の11月8日ということだが、今週はもう冬だと思ってよさそうだ。