踏青や両岸まろむ竜田川
平群谷が生き生きとしてきた。
山は笑い、野は青み、水は煌めきを増す。
谷を流れる竜田川の川幅は10メートル足らず。その両岸が萌えだして緑の絨毯を掛けたようだ。
名こそ竜田川だが、実態は平群川。竜田川というのはもともと大和川の奈良と難波を結ぶあたりのことをさす。平城京と難波京を結ぶ難所ながら往来多いところゆえ歌枕となったわけだ。
朝こそ冷えたが昼間は暖か。今日あたり独り吟行で山辺の道あたり行きたいところだが、歯科の予約があって断念。
生まれて初めて歯石というものを取ってもらうためだが、70年貯め込んだやつはしつこくてこれから何回通わなければいけないのか、見当もつかない。歯には自信があったのだが、虫歯はぼろぼろ、歯石はびっしり、歯周病始まってるよと言われてショックから抜け出せず脱力状態である。
