自転車で巡る斑鳩柿若葉
柿若葉世界遺産の後背地
法隆寺自体には柿はないが、斑鳩の里を歩けば無花果や葡萄、柿の畑が多い。
ここの無花果の実のことは以前にも触れたが、この時期はばっさりと剪定した太い幹から若い枝が2,30センチほど伸びたばかりで、これで本当に実が成るのか不思議な光景だ。葡萄はまだ花は咲かないが、着実に花芽がのびて蕾を充実させつつある頃。
柿はと言えばご存じ柿若葉の候。花芽もすっかり形がわかるほどに成長しつつある。法輪寺や法起寺の裏手の丘は葉に照る光がまぶしくて、国宝の木造の塔とは好対照である。
飛鳥もそうだが、駅からはちょっと距離があり、各お寺も互いに離れているので、斑鳩はレンタルサイクルで巡るのに最適かもしれない。何より飛鳥に比べてフラットなのがいい。さらに足を伸ばせば茶道石洲派の祖・片桐石洲が作った名庭園「慈光院」にも近いし。