建売の軒という軒つばくらめ
鎌使ふ背に聞こゆるつばくらめ
どうやら、雛が孵ったらしい。
親鳥が巣の近くに来ると、いちだんと賑やかな声が聞こえてくる。今が燕のベビーブーム第一波らしい。あと、一二度繰り返しては初秋に帰ってゆくのだろう。
そう言えば、今朝隣の空き地に雲雀の番が遊んでいた。何日か前に、雲雀たちがよく降りる、数軒離れた畑にシャベルカーが入って工事が始まったので、もういなくなるのかとがっかりしていたので嬉しい光景だ。もともと住宅街の真ん中に雲雀が出没すること自体無理があるので、いずれ頭の上で揚げひばりの声を聞くことは望めないとは思うが。