入相のあと一枚と稲を刈る
ここらでは二三日前から稲刈りが始まった。
なかにはまるまる稲架に掛けて乾している田もあっていまどき珍しいが、無農薬で育てているところらしい。
今日は久しぶりの好天とあってコンバインもフル稼働のようで、夕暮れが近いというのにもう一枚やるということらしい。
六時近くになってもう暮れるという時間にもまだ動かしている。
コンバインで刈るので稲車というのはなくて、集荷用器具をのせた軽トラが待ち受けている。暗くなっても一枚刈り終えるまで頑張ると決めたのだろう。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
入相のあと一枚と稲を刈る
ここらでは二三日前から稲刈りが始まった。
なかにはまるまる稲架に掛けて乾している田もあっていまどき珍しいが、無農薬で育てているところらしい。
今日は久しぶりの好天とあってコンバインもフル稼働のようで、夕暮れが近いというのにもう一枚やるということらしい。
六時近くになってもう暮れるという時間にもまだ動かしている。
コンバインで刈るので稲車というのはなくて、集荷用器具をのせた軽トラが待ち受けている。暗くなっても一枚刈り終えるまで頑張ると決めたのだろう。
枝豆の殻堆く生返事
ちょっと早かったようである。
丹波黒豆の枝豆の旬は10月である。
緑の豆にうっすら紫がかったころが最高にうまい。
手で触れてみて十分膨らんだと思ったのだが、食べてみると味も香りも乗っていなかった。そう言えば豆の色もまだ青くあと10日くらい早かったようである。
ともあれ、一回きりの量だったので夕食時にたちまち鉢が空になった。
柿を剥くなまくらナイフつかひもて
切れ味が悪いとこうまで手こずるものか。
柿を切るか手を切るか。
リンゴもそうだが皮を剥くというのはくるくる回転するリズムが大切で、これが欠けると丸くは剥けないものである。またリンゴとちがうのは、一皮剥いた柿というのはぬるぬると滑りやすくスムーズに回転するのに一苦労する。
何とか剥き終えたがいびつな形となると味の方までも自信なくなるのである。
剣先で割いて真二つ藷の腹
試し掘りをしてみた。
植えたのが6月の中旬だからちょうど目安の120日、四か月くらいたった計算になる。
思いの外でかくなりすぎていたので、試し掘りが本堀りになってしまった。一株につき三個平均。数は少ないものの一つ一つがでかいのでよしとしよう。
根が広く張っていたようで少し離れたところにスコップを入れたが、真っ二つに割ってしまったのがいくつか出来てしまった。割れてもそこそこの大きさなのでこれもよしとする。
今日の収穫は紅吾妻という種類で、関西では鳴門金時に当たるもの。紅吾妻のほうが甘くてホクホク感がよりあるように思える。食べ方としては天麩羅にして抜群の味になる。
殘りは紅はるかという種類で柔らかめ。こちらはおろしたのが遅かったのであとひと月くらい先。
サツマイモは肥料も要らず、植えたあとは四か月ほったらかし。果報は寝て待てのずぼらには大変重宝な作物である。
椎の実の幼き青や雨曇
団栗が形をなしてきたがまだ青い。
ころころ地面に転がるまでいましばらく時間がかかりそうである。
糠雨が間断なく今日の空は重い。
その気分をさらに重くさせたのがサーバー障害である。業者でサーバー移転作業がるとニュースがあったのが昨日。前日になるまで知らされず予防策を打とうにも打てない。ほぼ半日機能しないというのはさすがに焦るところがある。これが企業のサイトであれば、とくにECサイトならば販売機会の逸失という重大なリスクにさらされたであろう。
たとえ私的なサイトでも最新のバックアップを取っていなかったことに今さらひやりとさせられた。
一応保険のためにfacebookに仮の投稿をしておいたが、今日中に無事再開できて胸をなでおるしているところである。
かまきりのお産を猫のお節介
古簾に大きなかまきりがしがみついている。
過去にも何度か目撃したが、間違いなく産卵の場所を探しているのだ。
何日かすると新しい卵が簾のどこかにしっかり産み落とされるだろう。
ところが、今日は猫どもが窓越しのかまきりに気づいて興味津々の様子。それを察してか、かまきりのほうも猫どもをにらんで動かない。一時間くらいはにらみ合いは続いたろうか、やがて猫どもはあきらめていつもの昼寝タイムとなった。
毎年のように繰り返される営み。来年はその子供がまた産卵にやってくるのだろう。
わが庭は彼らの餌に困らないようである。