てらひなき児らの斉唱秋うらら
トトロの歌が教室よりこぼれる。
音楽の授業らしく教室から斉唱の声がもれてくる。
思わず聞くともなく見上げると、空はまたとない青空。
それだけでこの日一日幸せな気分が持続する。
自分たちの時代の教科書と言えば童謡、小学校唱歌が中心で、今のようなアニメなどポピュラーな曲は見られなかったと記憶している。
子供たちの声ものびのびとしていて、いかにも楽しげで、歌が苦手な児、上手な児関係なく、それぞれ自由に歌っているように思えた。
画一的な教育の弊害が言われるなか、授業が嫌いにならないことがまず第一であるように思える。